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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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心を観照する

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◎心の外に出る

心を観照する場合、観照している自分をなくするのが、最後のテーマとなる。禅の十牛図でも最後は自分が消える。

西洋では、心を分析して理解しようとするが、分析する自分が残るなどということはお構いなしで分析する。どんどん玉ねぎの皮を剥くようなもので、分析の結果何も起こらない。だから西洋では覚者も狂人も等しく精神病院に入れられる。

東洋では気づきを大切にするので、覚者も狂人もおのずと違いを感得している。

発狂も心の外に出る。発狂とは心の崩壊であって、心が過度の緊張、耐えうる以上の緊張にさらされた人なら誰でも起こり得るし、人を動物の段階まで落とす。

一方覚醒は心の外側に出るが、究極の光明に居るところが狂人とは違う。

この時代全体が、徐々に感受性が深まっており、ストレス耐性が低くなっているので、発狂が起こりやすいのがこの時代の特徴だが、無限の光明は、漫然と暮らしていては来るまい。準備が必要なのだ。

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