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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ダライ・ラマの大ストレスと解消

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◎覚者にも俗人にもストレスがある

ダライ・ラマは、自分自身亡国の流浪の民でありながら、中国に政治・軍事の自主権を奪われた故国チベットで、日夜チベット民族が圧制や拷問に苦しむ様子を自分のストレスとして甘受する。

これに対してダライ・ラマは、この困難な状況は自分の未熟な行いが原因であると見て、楽観的な見方と希望をもって、絶望的な問題を受け入れるならば、ひどいこともいつしか徐々になくなっていく、とする。

ダライ・ラマは、このような苦を受け入れるという心構えで、こうした問題に苦しむすべての人々の重荷を軽減していると観想する。
彼は、この観想を毎朝早くに行っている。

それでも中国によるチベット人に対する拷問や殺害は繰り返され、その都度彼は、その報告を聞かざるを得ない。そこで、いらつきや怒りや憎しみが起こるのだが、『それは無意味なことなのだという思いにおさまる』(ダライ・ラマ実践の書/ダライ・ラマ14世/春秋社P42から引用)

中国共産党政権は、相手がチベットのような少数民族の場合は、民族絶滅政策、僧尼僧の殺害、伽藍の破却など宗教破壊をも全然容赦しない。

ところが自国民に対してもそれ以上に無慈悲だったりする。1950年代の大躍進時代に餓死した者2千万人とか1966-76年の文化大革命時代に亡くなった者数千万人とか。最近天安門事件で亡くなった者は実は1万人という報道があったが、その意義は別にして、人数としては、1万人は中国の現政権にとっては、大したことでもないのかもしれない。

観想に習熟していない人でも、湧き上がる不如意、理不尽のストレスをオームなどのマントラを繰り返すことで、そのストレスにすべてを投げ込みつつ唱えるというやり方もある。

短い時間ではなかなか、ストレスの根源が何も出てこないところまではならないが、それでもやることは大切。

ダライ・ラマのストレスほどではないが、皆大きなストレスとともに生きている。ストレスは生きている以上日々生まれるので、その都度なんとかしないといけない。

祓い清め言い直し聞き直し

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