◎死をまたいだ意識の連続
さて生者の意識は死んでも連続するという、死をまたいだ意識の連続の方はどうだろうか。これはチベット密教の最も得意とするところではある。
現代人のおそらく半数以上が、肉体が死んだら意識も連続しないと思い込んでいるから、死んでも連続することが確認できたらこれは大変なことだ。現代社会は、死んだら終りを大前提とする法律の下に組み上げられているから、遺産相続に死者の意向を反映しなければならないとなると、私有財産の処分など、もっともめるだろう。
冗談はさておいて、あの世に財産は持っていけないとなれば、持っていけない財産や肉体は借り物という価値観が徹底してくるだろうから、「命の次に大事なのは金」という現代で最も有力なドグマは勢いを失うことになるだろう。
その延長線で、死んだら個人は個人の意識として存続し得るのかという視点もある。個人はさる集合的意識(霊界のドーム?)に同化するという見方もあり、その見方では死んでも個人は個人で何千年でも何万年でも同じ個人の意識として存在していないように思われるのである。
これは、輪廻転生と密接にからんでくるが、例えば霊界つまりアストラル以上の宇宙において、マンツーマンの個人意識がシャッフルされて、個人Bのアストラル体が0.7人前+個人Aのアストラル体が1人前で、アストラル体としては1.7人前だけど、それが一人の個人Cの肉体として転生してきたり、個人Aのそっくり同じコピー意識が10人いたりというようなことがあるようなのだ。
要するに我々の肉体人間意識では想像もできない、マンツーマン輪廻転生ではないメカニズムで既に事は動いているらしいという説もあるということ。こうしたことが個人と社会の関係の一つの答えになっていくだろうが、一人一人が神知らぬ社会で、そのメカニズムだけが解明されても人類に何も進歩はないだろうということはある。
◎エクスタシス 夢の夢なる-41
◎現代文明あるいは現代人のウィークポイント-30
◎自意識の連続性-3
さて生者の意識は死んでも連続するという、死をまたいだ意識の連続の方はどうだろうか。これはチベット密教の最も得意とするところではある。
現代人のおそらく半数以上が、肉体が死んだら意識も連続しないと思い込んでいるから、死んでも連続することが確認できたらこれは大変なことだ。現代社会は、死んだら終りを大前提とする法律の下に組み上げられているから、遺産相続に死者の意向を反映しなければならないとなると、私有財産の処分など、もっともめるだろう。
冗談はさておいて、あの世に財産は持っていけないとなれば、持っていけない財産や肉体は借り物という価値観が徹底してくるだろうから、「命の次に大事なのは金」という現代で最も有力なドグマは勢いを失うことになるだろう。
その延長線で、死んだら個人は個人の意識として存続し得るのかという視点もある。個人はさる集合的意識(霊界のドーム?)に同化するという見方もあり、その見方では死んでも個人は個人で何千年でも何万年でも同じ個人の意識として存在していないように思われるのである。
これは、輪廻転生と密接にからんでくるが、例えば霊界つまりアストラル以上の宇宙において、マンツーマンの個人意識がシャッフルされて、個人Bのアストラル体が0.7人前+個人Aのアストラル体が1人前で、アストラル体としては1.7人前だけど、それが一人の個人Cの肉体として転生してきたり、個人Aのそっくり同じコピー意識が10人いたりというようなことがあるようなのだ。
要するに我々の肉体人間意識では想像もできない、マンツーマン輪廻転生ではないメカニズムで既に事は動いているらしいという説もあるということ。こうしたことが個人と社会の関係の一つの答えになっていくだろうが、一人一人が神知らぬ社会で、そのメカニズムだけが解明されても人類に何も進歩はないだろうということはある。
◎エクスタシス 夢の夢なる-41
◎現代文明あるいは現代人のウィークポイント-30
◎自意識の連続性-3