◎究極のフリーフォール
2012年10月14日、オーストリア人の元兵士のフェリックス・バウムガートナーが、高度3万9千メートルの高空から地上にダイブを敢行した。
このダイブには、人間にとって決定的な問題点がある。それは、高度19千メートル付近では、体温によって空気が沸騰し、血管や肉体が膨張、破裂する危険があることである。
フェリックス・バウムガートナーは、ダイビング(=B.A.S.E. ジャンプ(※B:ビル、A:アンテナ、S:スパン/橋げた、E:アース/自然の地形)の世界最高落差記録(マレーシア、クアラルンプールにあるペトロス・ツインタワーから落下)と世界最短落差記録(リオデジャネイロのコルコバード像から落下)の保持者であった。
また高度3万メートル以上の高空からのダイブは1960年以来だが、この時は、手袋の破れにより、手が何倍にも膨張したが、これに堪えて地上に生還した記録がある。
この困難さからチャレンジャーそのものが何十年も現れなかったのだろう。その意味で、スポンサーのRED BULLも偉大である。
更に落下速度については、最高落下速度は、時速1100キロと、音速を超えた。音速を超えるとソニック・ブームが発生する。ソニック・ブーム発生時に、飛行機では機体後方の様々な部位に強烈な圧力がかかるため、この圧力で機体が損壊することがある。
超音速機設計にさいしては、これを考慮した機体設計が、ようやく第二次世界大戦の終盤に完成したほどの技術である。
この宇宙ダイブでは、生身でこの圧力を受けるため、これに堪える耐圧、耐熱服が準備された。
気球の大きさは、地上ではさほどでもないが、高度3万メートルの高空では、ビル55階分の高さがある野球場大の大きさとなる薄手で巨大なものが要求された。
こうして巨額の費用と何年もの準備期間を経て、高度3万9千メートルの高空からジャンプが始まった。上昇しきるまで約3時間、降下は約9分間。
降下中に数十秒間身体がスピンして、一時失敗かと思われたが、気絶しそうになりながら自力で姿勢を立て直し、見事着地に成功。
フェリックスの感想は、「怖かった」って。
肉体がどんどん、どんどん落ちていく・・・・・身心脱落。
身心脱落では、成層圏どころか、この物質宇宙をも飛び出すのだから、このフリーフォールの上手を行く。脱落するのは肉体だけでない、心も脱落する。道元の正法眼蔵を読んでも、どのように肉体と心が何秒で脱落するかなどということは書いていないのだが。
しかし身心脱落こそは窮極のフリー・フォールであり、異次元ダイブである。
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【悟りとは何か】 【ダンテス・ダイジ】 【クリシュナムルティ】 【OSHOバグワン】 【出口王仁三郎】 【道元】
【生の側から窮める】 【死の側から窮める】 【通俗人間性からのジャンプ】
【肉体】 【エーテル体】 【アストラル体】 【メンタル体】 【コーザル体】 【アートマン】 【ニルヴァーナ】
【アトランティス】 【現代文明】 【日本の行く末】
2012年10月14日、オーストリア人の元兵士のフェリックス・バウムガートナーが、高度3万9千メートルの高空から地上にダイブを敢行した。
このダイブには、人間にとって決定的な問題点がある。それは、高度19千メートル付近では、体温によって空気が沸騰し、血管や肉体が膨張、破裂する危険があることである。
フェリックス・バウムガートナーは、ダイビング(=B.A.S.E. ジャンプ(※B:ビル、A:アンテナ、S:スパン/橋げた、E:アース/自然の地形)の世界最高落差記録(マレーシア、クアラルンプールにあるペトロス・ツインタワーから落下)と世界最短落差記録(リオデジャネイロのコルコバード像から落下)の保持者であった。
また高度3万メートル以上の高空からのダイブは1960年以来だが、この時は、手袋の破れにより、手が何倍にも膨張したが、これに堪えて地上に生還した記録がある。
この困難さからチャレンジャーそのものが何十年も現れなかったのだろう。その意味で、スポンサーのRED BULLも偉大である。
更に落下速度については、最高落下速度は、時速1100キロと、音速を超えた。音速を超えるとソニック・ブームが発生する。ソニック・ブーム発生時に、飛行機では機体後方の様々な部位に強烈な圧力がかかるため、この圧力で機体が損壊することがある。
超音速機設計にさいしては、これを考慮した機体設計が、ようやく第二次世界大戦の終盤に完成したほどの技術である。
この宇宙ダイブでは、生身でこの圧力を受けるため、これに堪える耐圧、耐熱服が準備された。
気球の大きさは、地上ではさほどでもないが、高度3万メートルの高空では、ビル55階分の高さがある野球場大の大きさとなる薄手で巨大なものが要求された。
こうして巨額の費用と何年もの準備期間を経て、高度3万9千メートルの高空からジャンプが始まった。上昇しきるまで約3時間、降下は約9分間。
降下中に数十秒間身体がスピンして、一時失敗かと思われたが、気絶しそうになりながら自力で姿勢を立て直し、見事着地に成功。
フェリックスの感想は、「怖かった」って。
肉体がどんどん、どんどん落ちていく・・・・・身心脱落。
身心脱落では、成層圏どころか、この物質宇宙をも飛び出すのだから、このフリーフォールの上手を行く。脱落するのは肉体だけでない、心も脱落する。道元の正法眼蔵を読んでも、どのように肉体と心が何秒で脱落するかなどということは書いていないのだが。
しかし身心脱落こそは窮極のフリー・フォールであり、異次元ダイブである。


【悟りとは何か】 【ダンテス・ダイジ】 【クリシュナムルティ】 【OSHOバグワン】 【出口王仁三郎】 【道元】
【生の側から窮める】 【死の側から窮める】 【通俗人間性からのジャンプ】
【肉体】 【エーテル体】 【アストラル体】 【メンタル体】 【コーザル体】 【アートマン】 【ニルヴァーナ】
【アトランティス】 【現代文明】 【日本の行く末】