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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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タントラの4段階

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◎無から記憶・思考へ

OSHOバグワンは、タントラには4段階あるとする。

1.無
2.無心(非発生だが、発生する用意はある)
3.非記憶(世界は到来したが知識はない。出生後数年の記憶のない状態)
4.記憶・思考(アダムが知恵の木の実を食べた以降)

これに対応する姿勢が4つある。
1.カルマ・ムドラー(行為の姿勢)
行為は記憶だが、記憶を落とすことでエゴは消え、行う者がなくなることを究極とする。
※この段階では、思考・記憶がある。

2.ギャーナ・ムドラー(知る姿勢)
物事は起こるが、ただ観照者として観照する。これを「知る」とする。
※記憶は非記憶に溶けている。

3.サマヤ・ムドラー(純然たる時間の姿勢)
行為する欲望が消え、知る欲望が消え、時間が脇で流れ続ける。
万有万物は起こり続けるが、自分はただ座っている。
※マインドが落ちた。

4.マハー・ムドラー(偉大な姿勢)
行為も落ち、知ることも落ち、時間も落ち、自分もなくなる。
(以上参考:「タントラの変容/ OSHOバグワン/市民出版社」P200-215)

この四段階の特徴は、行為と知識を軸にしているところ。

だが理屈と形式と技法を承知していても窮極には到達することはできない。

だからOSHOバグワンは宗教は「こつ」だなどとつぶやく。



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