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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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冥想は未だまま子なり

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◎男の瞑想学

『男の瞑想学』(BABジャパン)は、格闘家前田日明とクンダリーニ・ヨーギ成瀬雅春の対談集。

成瀬雅春は超能力志向なのでどうかと思うが、前田日明の話には、何点か感じさせられるところがあった。

格闘家には、冥想をする人が多いが、何のためにやっているかというと、大方は、負けるのではないかという怯え、恐怖と戦うためにやっているのだなと思った。

そういえば、試合でリングに上がった途端に、試合開始前にリングから降りて帰って行ったボクサーも時々いたものね。

それと格闘家仲間でも冥想をしていることは奇妙に思われていること。格闘家には冥想をたしなむ人が少なくないので、格闘家にとって冥想は常識かと想像していたが、ぜんぜんそうではなかった。

というのは、前田日明が、2001年から3年間浪人していた時期に、朝晩30分ずつTM瞑想(楽に坐って自分のすきなマントラを唱える)をして、何日間寝ないでいられるかという実験を一週間やった。

前田は、「一週間何していたの?」って言われるのがいやだったと語っているが、格闘家仲間でも冥想をしていることは、できればオープンにしたくないことなのだろう。

それでも前田は20〜30分瞑想を深くできると、それだけで5〜6時間寝たのと同じくらいスッキリすると語り、瞑想の効果を確証している。

冥想は、現代社会では、未だにまま子扱いなのだ。

戦後の日本では、個人は冥想しなくとも、宗教教団に属して沢山お布施を上げることで良しとされてきたところがあるが、それは個々人の救済とは何も関係ない。

直近の月刊文芸春秋に、福島では、某新興宗教教団のところだけ繰り返し除染をするので、苦情を言ったら土建屋に脅されたみたいなことも書いてあった。宗教教団のこういうのも世も末だが、冥想が表に出れないのも世も末の風景である。







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