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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ジブリ映画「風立ちぬ」から戦争の予感

◎戦争を翼賛した宗教者たち 『いまのお寺に仏教はない/遠藤誠/現代書館』を見ると如何に伝統ある既成仏教教団が、第二次世界大戦中に自発的にあるいは軍部に強要されて戦争に翼賛していったかが縷縷述べられている。 更にそれら各教団が戦後はそのことに頬かむりして、布教を続けていることも。...

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南半球と文明

◎生も死も兼ね備える 日夜ネットやスマホばかり見ている目には星座のことなど視野に入っては来ないが、山に泊まったり、文明の灯りのないところを夜歩いたりするとようやく星座が目に入ってくる。 ことほど左様に灯りで照らされたエリアは人間にとって意識の表象であり、灯りのない闇、暗黒の部分は無意識の表象である。今の文明人にとっては意識は生であり、無意識は死である。この文明は生と灯りだけを殊更に珍重する。...

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インドの真言密教の方向性

◎意識の努力と無意識の行 仏教学者中村元の語るインドの真言密教の方向性。 この文には、密教すなわちクンダリーニ・ヨーガが支配的な社会にはどんなことが起こりがちなものであるかを想像させる材料が描かれている。 それは、利他行のような善行を行い、悪いことをしないように平素から努力し、冥想修行を行う(六波羅蜜)ということをやらなくなりがちであるということ。...

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七つの道と宇宙樹

◎首都と幾多のハイウェイ 「今ここ=ニルヴァーナ」は、しばしば都と比喩される。都には、ローマの如く、各地からの大道が集まってくる。 どんな道が集まってくるのか。世界全体には七つの宇宙がある。七つの宇宙とは、肉体レベルの宇宙、エーテル体レベルの宇宙、アストラル体レベルの宇宙、メンタル体レベルの宇宙、コーザル体レベルの宇宙、アートマン、ブラフマン(ニルヴァーナ)のことである。...

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只管打坐するのに理由はない

◎現代文明人の最後のハードル 神仏を拝むのに理由はなく、只管打坐するのに理由はなく、冥想するのにも理由はない。道元もそういっている。だから他人に勧めにくいというのも事実である。  『正法眼蔵随聞記』「巻3−7」 『私が宋国にいたとき、禅院で、古人の語録を読んでいた。...

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ダメなときほど運はたまる

◎気と運のコントロール 『ダメなときほど運はたまる/萩本欽一/廣済堂新書』は運のため方、使い方の本。これは、芸能界を長期間にわたって第一人者として渡ってきた人物の気の使い方が記されている。 この本での基本線はカルマ・ヨーガの積善陰徳なのだが、そうではないところもある。...

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冥想は未だまま子なり

◎男の瞑想学 『男の瞑想学』(BABジャパン)は、格闘家前田日明とクンダリーニ・ヨーギ成瀬雅春の対談集。 成瀬雅春は超能力志向なのでどうかと思うが、前田日明の話には、何点か感じさせられるところがあった。 格闘家には、冥想をする人が多いが、何のためにやっているかというと、大方は、負けるのではないかという怯え、恐怖と戦うためにやっているのだなと思った。...

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カバラーの微細ボディ

◎死の門にて カバラーでも、肉体、エーテル体、アストラル体の基本認識はついている。 肉体エネルギーがネフェシュ、エーテル体エネルギーがルーアハ、アストラル体がネシャマー。 『死の門にて カバラーはさらに続けて、肉体が死んだその瞬間に、いくつかの特有の変化が、生理面のみならず精神面にも起きてくると述べている。...

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異常気象と怒り

◎心理と天候 ここ関東某所は、朝六時で、外気温は31度で、気象庁アメダスだと28度。南半球は、猛寒波で、北半球の中国は上海など大都市を中心に摂氏40度越えのところが続出。重慶などは、35度越えが20日以上続いたという。これだけ高温で渇水になると農作物が心配。...

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正気で生き続けられるか

◎冥想への誘い 現代人は、自分が正気だ、正常だと思い込んでいる。 しかし、この混乱した現代に生きる我々にとって、まず最初に取り組むべき課題は、いかに正気でいられるかということである。...

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冥想の必要性のジレンマ

◎世界の逆転 冥想に誘うにあたっては、冥想の必要性を述べなければならないが、現代人の功利的頭脳ではその必要性を把握することはできない。人間はその人間ゆえの苦悩を解決しようとしていろいろトライしてみるが、その結果冥想の必要性を理解することなどできない。冥想は功利性の彼岸にあるからである。...

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悟りの真贋

◎言葉にした瞬間嘘になる その結果以下のような問題が起こる。 1.悟りそのものの外的特徴にまつわる真贋の見分け方が極めて難しいという点。 悟った人や悟りという体験とはいえない神秘体験みたいなものの特徴を列挙することはできる。しかし、そうした外的な特徴をすべて備えた体験だが、本当は真の悟りでないということはままある。...

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現代と悟りの周辺的問題

◎素地としての精神的成熟など さらに周辺的派生的問題としては、とりあえず以下のようなものがあるが、これ以外にも多数のものがあり得る。 1.世界を逆転させないと本当のもの真実のものは出て来ないことはわかったとして、自分は本当にそこまで精神的に煮詰まっているのだろうか、または精神的に社会的に世界情勢的にそこまで追い詰められているのだろうかという自覚の問題。素地としての精神的成熟の問題。...

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世界樹概観−1

◎世界はひっくり返っている 世界のからくりは、しばしば世界樹で表現される。 人間は頭を上に脚を下にして立つ。しかし、世界樹は、根を上にして、枝葉、樹冠を下にする。よって人間から見れば、世界全体は逆転して存在する。 世界樹(宇宙樹、哲学の木、生命の樹)は、世界のいろいろな古伝承、古文献に出てくる。ウパニシャッド、淮南子、山海経、仏典、北欧神話エッダ、錬金術文書、ユダヤ教、マヤなどである。...

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世界樹概観−2

◎クンダリーニのエネルギー・コード 世界樹は、宇宙の中央を、低次元宇宙から高次元宇宙の彼方まで貫き通している。こうした複数の宇宙を縦に貫通するものであって、人間に備わっているものがあるだろうか。...

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世界樹−1

◎イグドラシル 北欧神話エッダの宇宙樹イグドラシルは巨大なトネリコで、あらゆる樹木の間で最大最良のもので、世界の軸であり支柱である。 その枝は、全世界をことごとく蓋い、天に達している。三本の根は神々の世界アースガルズと、氷の巨人の世界ヨトゥンヘイムと、死者の世界ニヴルヘイムの3つの世界に伸びている。...

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世界樹−2

◎わたし自身に我が身を犠牲に捧げて世界を逆転 イグドラシルには、世界が倒立しているニュアンスはない。そこで万神の主宰者オーディンが登場してくる。 オーディンの箴言から、 『箴言138. わしは、風の吹きさらす樹に、九夜の間、槍に傷つき、オーディン、つまり、わし自身に我が身を犠牲に捧げて、たれもどんな根から生えているか知らぬ樹に吊り下がったことを覚えている。』...

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ウパニシャッドの輪廻転生

◎説明をはぐらかす 古代インドのカタ・ウパシャッドでは、子供のナチケータスは、父親によってその身を死神ヤマに布施として与えられようとしていた。 ナチケータスは、自分たちを死神の家の前で3日も待たせた償い(三つの恩典)として、死後のメカニズムについて説明してくれるように、死神ヤマに求めた。...

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世界樹−3

◎世界の転換 タロットカード「吊るされた男」では世界が逆さまに見えるだけである。要するに視点が変わっただけで、それだけのことである。 しかし、世界樹のシンボルで示唆するのは、世界観の転換という視点だけの変化ではない。世界そのものが転換するのである。樹冠と根の位置が逆転するとはそういうことである。 一般に、新しい世界に入ればそれが世界の転換だと人は思う。...

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世界樹−4

◎錬金術の世界樹 世界樹は、哲学の樹(アルボル・フィロソフィカ)とも呼ばれる。錬金術文書では、転倒した樹(アルボル・インウェルサ)とされ、上から下に成長し、樹冠が下に、根が上にある。この転倒した世界樹は、古代秘教的世界観から来るもので、神である根から世界が発出しているという見方に、人間からの見え方を加えたものである。...

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