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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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マグダラのマリアによる福音書

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◎世界全体を見る立場と姦淫、大淫婦

マグダラのマリアによる福音書では、イエス磔刑後の直弟子団の動揺にさいして、女性でありながらほぼ高弟トップのマグダラのマリアがリーダーとして高弟に説くのだが、ペトロがこれに様々に疑念を持ちだして、マグダラのマリアが泣き出すシーンがある。

それほどまでに磔刑直後の高弟たちの悟境はいまいちだったのだろう。

マグダラのマリアによる福音書の冒頭
『・・・・それなら〔物質〕はまったく破壊されるのでしょうか、されないのでしょうか」。

2
救済者が答えた、「一切の本性、すべての形ある物、すべての被造物は相互に関連して存在する。

3
そして再びそれらはそれ自身のあるべき根源へと解体していく。

4
物質の本性は、その本性に属するところのものへと解体されるからである。

5
聞く耳のある者は聞くべし!」。』
(マグダラのマリアによる福音書 カレン・L.キング/著 河出書房新社P32から引用)

イエス様である救済者は、一切の被造物が相互に関連することを見ていた。これは、第六身体アートマンである世界全体を一瞥はしていたからこのような発言が出てくるのだろうと思う。

イエス様の大悟覚醒は、十字架上ではあるが、それ以前にこの程度のレベルには達していたのだろう。

個である物質は、その根源に帰って行く。イエス様はここまでの説明だが、根源から個々の物質が発出していくシーンも当然にある。それを見る立場を彼は承知していた。

イエス様は、ペトロの「世の罪とは何か」という質問に対して、「本来罪などないが、罪と呼ばれる姦淫の本性と一致した行動をとる時に生じる」と答えている。

これを見ると姦淫とは、不倫とかフリーセックスの意味ではなく、他者を侵すとか、他人のものを盗む、奪う、他人を悲しませるなど、愛なき行動全般を指すものであることがわかる。

黙示録に大淫婦バビロンなどというのが出てくるが、姦淫を行っている多くの人々が棲む大都市ということでなく、神知らぬ者は知らず知らずに罪を犯すものであるが、多数の神知らぬ者が野放図に罪を犯している大都市を全体として大淫婦と見ているのだろうと思う。

その一例が、正しい人が数人しかいなかったソドムとゴモラ。

その伝でいけば、ニューヨークもロンドンもパリもドバイも東京も上海も北京も大阪も大淫婦。

ただ笹目秀和のように共産主義国は更に程度がひどい(赤化の刧)と見る人もいる。

この時代に、悪事と見られていない行動が、実は神仏の目から見れば、悪事である行動が潜んでいる。それは、マスコミが悪事として伝える、伝えないということは全く別種のものである。例えば汗をかかずに資金運用、土地売買などはその代表的なもの。

誠に『聞く耳のある者は聞くべし!』の時代である。

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