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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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ベテランと若者たちの本棚の違い

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◎自分の核になる石を拾う

田舎の高校生だった頃、OSHOバグワンの記事や言説に触れると訳はわからないが期待に胸が高鳴ったものだ。

大学生になってからは、高橋信次もの、生命の実相、大本神諭、霊界物語など霊界ものを前半には読んでいたのだが、後半になってから、クリシュナムルティ、OSHOバグワンなどの宗派なき冥想道系のものを読み進めた。だが、訳がわからず読み進めていたことには、変わりはなかった。

OSHOバグワンには、膨大な著書(訳書)があるが、彼の死後の方が優れた本が出ているように思う。

究極の旅は、冗長に過ぎ、老子も同じような調子。瞑想-祝祭のアートは、全体にほのめかし程度。これが調子が上がってきたのは、ユニオ・ミスティカ、ダンマパダなど。アティーシャ知恵の書は隠れたヒット。

奇跡の探求秘教の心理学をもって頂点と考える。後で見てみると、1970年代の講話と最晩年のウルグアイ以降の講話が優れている。

OSHOバグワンものは、バラバラにきまぐれに配置された片言節句を大きく再構成しようとする根気と志がないと、わかりにくいかもしれない。

心理学者C.G.ユングや神話学のケレーニーなど集合的無意識の開拓者たちも現代と自分を理解する上で必要だった。

そして、ソーマ・ヨーガのドンファン・マトゥスのカルロス・カスタネダのシリーズ。薬物カルチャー全盛のアメリカにあってこの本を読むのと向精神性薬物禁止の日本で読むのは全く意味が違う。日本で実践するのは非社会に生きるということだからだ。

今大型書店の店頭では、スマーナサーラもののピークは過ぎ、ヨグマタ特集があったり、禅も多いが、点数が沢山出ているわりには、玉石混淆。

河原の石から鎮魂石を拾った出口王仁三郎のように現代人は自分の核になる石を拾えるのだろうか。

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