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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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悪い型出し、善い型出し

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◎黒石の岩と白石の岩から地獄、天国を覗き込む

大本教のご神体を崑崙山に奉還した笹目秀和が、仙師に促されて、黒石の岩と白石の岩に座ってみよと命じられるシーンがある。

黒石の岩に座れば地獄の惨状を目にすることができるが、あまりの悲惨さに10分とは見ていられないだろうと仙師は語る。一方白石の岩に座れば天国の歓喜を目にすることができる、と。

先に地獄を見て、後に天国。出口王仁三郎プロデュースの神劇は、先に地獄を含むプロットで最後は七福神登場。
第二次世界大戦まで地獄を見た世界は、そこから至福千年への滑走路を疾走しているが、まだ離陸はしていない。

『ほんまの火の雨はこれからじゃ』と出口王仁三郎は、終戦直後にもう一度地獄があることを予言する一方で、『これからは善い型を出す』(新月の光下巻/出口王仁三郎P304)とも予言する。

善い型とは単純に地上天国ではなく、天国も地獄も超えた天国実現プロセスのことである。

西洋では、天国と地獄の結婚という表現を用いるが、これは何でも契約社会で、個が個であることを強烈に意識している社会での表現。

日本では、天照大御神は、高天原の天の真名井での誓約で男神を生み、須佐之男命は女神を生み、これにより、天照大御神は変性男子、須佐之男命は変性女子。この二者の誓約、結合。この合体により両性具有の伊都能売が成立した。
これが千年王国成立に相当する部分。

一方で人生には、苦悩、苦労、不条理もまんざらではないという悪い癖もあるが、それをも踏み越えて、更に天国も踏み越えねば次の千年王国はない。便利と経済性に凝り固まった頭の現代人には、それについては、極めてわかりにくい部分である。

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