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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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洗脳の舞台としての頭(マインド)

◎人間の誠は、ハートにあり 政治の理念と言えば、外交なら国家の安寧、内政なら公共の福祉。だが現実は、バブル崩壊以降20年以上の長期不況により国民の貧困化が進み、この度のコロナ禍では、その負の面が一挙に露見しようとしている。 アメリカは、過去80年以上オバマ時代まで紛れもなく親中政策を継続してきており、その影響の下に日本企業の中国展開が行われてきた。...

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慈悲が成熟する

◎至道無難の即心記 江戸時代初期の禅僧至道無難の言葉(即心記より)。 『ものには習熟する時があるものだ。幼少の頃いろはを習い、世間に出る頃には中国のことも何でも書けるようになっている。これはいろはが成熟したものである。 仏道も修行者が自らの悪業を無くするうちは苦しいが、それを除き去り尽くして仏になってから後は、何事にも苦しみはない。...

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彭宗

◎霊縛 彭宗は周代の人。20歳の時、杜冲に師事し、道を学んだ。師のいいつけで薬草を取りに山に入ったとき、道でつまづいて谷底に転落して手足を怪我し、一時人事不省となった。息を吹き返してからは以前のように恭粛の姿勢を崩さなかった。 また師の言いつけで山に薪取りに出かけたさいに、毒蛇に噛まれたが、少しも修行を怠ける気色を見せなかった。...

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日本の焚書坑儒

◎宗教なき冥想道 日本では焚書坑儒はなかったことになっている。 だが『日本神代文字 古代和字総観 吾郷清彦/著 大陸書房』を見ると日本の神代文字は、何十種にも及びそれを用いた文献は残っている。 何が世界文化遺産と言って、神代文字を世界文化遺産と言わない不思議。...

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しないことを学ぶ

◎イクストランへの旅路 人間には、することとしないことがある。これは、ソーマ・ヨーギであるドン・ファン・マトゥスの考え方。 1962年4月13日、ドン・ファンは、カルロス・カスタネダをさる垂直壁の手前の岩棚で、『しないこと』を感得させようとした。...

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フツーの人がフツーに悟ったチベット

◎素朴でシンプルな生活ぶりから七つの身体 民族浄化は、最近では、チベット、ウィグルで問題になっているが、古今東西、日本でも同一民族との結婚禁止とか男女を別々に居住させるとか似たようなことをやっているものだ。だから今のチベットのことは知らない。...

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ネガティブ予言下の半生と厭世と

◎それでも事上磨錬 禅家は言う。この身このままでも何の不足があるのかと。それは、個なる人間は必ず死ぬものであり、いつ死ぬかわからぬ不安定な日常である。また自分の力で髪の毛一本白くも黒くもできない無力さの延長線の上で、何の不足もないと言っているところがクリティカル。...

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介象と仙女

◎捨てきれず 介象元則は、諸子百家の書に精通しており、仙術も修行しており、一里四方で人家で火を焚いても燃えつかなくしたり、人々を坐ったまま起き上がることができないようにしたりした。また自分の姿を草木鳥獣に変ずることもできた。 さて介象は、一層深く仙術を極めようと思い、諸国を遍歴し達道の仙人を捜し歩いたけれど一人も出会わなかった。...

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悪い型出し、善い型出し

◎黒石の岩と白石の岩から地獄、天国を覗き込む 大本教のご神体を崑崙山に奉還した笹目秀和が、仙師に促されて、黒石の岩と白石の岩に座ってみよと命じられるシーンがある。 黒石の岩に座れば地獄の惨状を目にすることができるが、あまりの悲惨さに10分とは見ていられないだろうと仙師は語る。一方白石の岩に座れば天国の歓喜を目にすることができる、と。...

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性的ヨーガのアーキテクチャ

◎タントラとは自由である OSHOバグワンが、『タントラの変容』において、まともな“性的ヨーガのアーキテクチャ”について多分初めて概説している。 それは、次のようなものだ。 セックスは、7段あるはしごの最初のとかかり。 セックスのオルガズムは冥想に入るとっかかりにすぎない。この時内なる扉が開く。...

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睡眠不足と胃袋と正気

◎意識の清明と夢見と体力 本木くんの出する禅寺映画ファンシィダンスでもプロ禅修行僧の粗食と睡眠不足ぶりが描かれる。 粗食と睡眠不足は、一般にトランスに導きやすいものであるが、トランス以前にもいろいろなファクターがある。 OSHOバグワンは、さる発狂寸前の冥想修行者の青年に会った。彼の手を握ると全身が震えていた。...

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四つの封印

◎道の枢 タントリズムで、七チャクラの下方6チャクラは、それぞれ結婚するという封印を持ち、最後のサハスラーラは単独だがそれも封印と呼ばれ、ここに四つの封印あるいは四つのムドラーがある。 修行者は、セックスをジャンプ台として、四つの封印を破ることになる。 OSHOバグワンによれば、ムラダーラとスワジスターナの第一の結婚が、第一の封印であり、行為において意識的であり全一になること。...

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第一の気づき、客体を気づく

◎記憶から非記憶へ 第三の封印であるサマヤ・ムドラーとは、この瞬間にあること。 これを成功させるためには、OSHOバグワンは、思考の動きを観照しなければならないとする。これは、クリシュナムルティが『無選択の気づき』と呼んだものであって、判断や反応することなく思考を観照し続ければ、ある日思考の速度が落ちる。...

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第二の気づき、自己想起

◎第四の気づきである無心へ 第一の気づきは、思考という客体を見つめるが、第二の気づきは思考も思考している自分も見つめる。主体と客体両方に注意を払い続ける。OSHOバグワンによれば、これがグルジェフの言うところの自己想起。 第一の気づきでもって、記憶から非記憶へと進み、第二の気づきで頭(マインド)は、非発生となる。...

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白隠の和風公案

◎男も女も、恋愛に、ライフ・プランに惑う 本木くんの出演する映画ファンシィダンスの法戦式シーンでは、華麗な禅問答が漢語で次々と戦われるのだが、初めて聞いてわかる人は相当に禅籍を読みこなせている人だけだろう。 事ほど左様に中国の禅問答は、よほど古代中国の歴史と仏教の歴史、禅僧の来歴、中国の風俗、生活習慣に詳しくないと意味がとれないところがある。十牛図であってもそう。...

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劉綱

◎女性のタオイスム 劉綱は、晋の土虞という所の長官だった。妻は樊夫人といい、夫婦そろって仙道に熟達して、鬼神を使役していた。 だが両人は他人に仙術ができることを堅く隠していたので、それを知る人は少なかった。 一方彼の政治は善く行われ、領内は旱魃水害なく、五穀能く実り、人民は富み栄えていた。...

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称名、マントラで懺悔

◎乱倫、娼婦 ラーマクリシュナが語る。 素封家出身のモッリク某という女性がいたが、若いうちはさんざん悪いことをしたが年を取ってから称名に励んでいる。まあ、何もしないよりはまし。 彼女が、ある時、売春婦などでも救われるものでしょうかと尋ねてきた。自分はそれ以前にそれに似たことをかなりしてきたらしいので、そんなことを聞いてくる。...

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差別反対と地獄世界

◎無自覚に罪業を重ねる人の増加 アメリカでは、コロナ禍を一つのきっかけとし、黒人差別反対運動が、全米に広がり、その結果、各地で白人を対象とする暴力行為が多発し、白人を殴る蹴るの画像がSNSに流れるようになっている。 他方、中国のように中国人の差別反対を声高に唱えるくせに、ウイグル、チベットなど国内少数民族への差別には積極的に人権抑圧政策を取る国家もある。...

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煉神還虚

◎出神メモ 高藤聡一郎のメモ『仙道においては、陽神を作るのが最終の目標ではない。最後は、この陽神さえ虚空に戻していくのである。これを煉神還虚あるいは気化と呼ぶ。 この宇宙に本来なかったおのれというものを再び無に戻すのである。これが完全にできた状態を還虚合道と呼ぶのだ。道と一つになった状態である。 陽神とは本来この目的のために作られるのである。』 (現代中国の仙人/高藤聡一郎P94から引用)...

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古い水と新しい水

◎北朝鮮の水、韓国の水 昔、モーセの師のハディルが人類に警告を発し、『やがて特別に貯めておいた水以外はすべて干上がってしまう。その時期より後の水は人々を狂わせてしまう』、と。 ただ一人の男がこの予言を信じて水を集めて安全な場所に保管して、その日に備えることにした。 ある日、井戸は干上がり、川は流れを消した。 これを見て件の男は、とっておいた以前の水を飲んで日々をやり過ごした。...

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