◎日本民族の覚醒か犬死か
小松左京の映画『日本沈没』(1973)を見た。これは、外国が日本に侵攻してくるのではなくて、地殻変動だけで、日本全土が急速に沈降し、1億2千万人中の少々が外国に難民として受け入れてもらい助かると言うシナリオ。
印象に残ったシーンは、北陸の住民が自分たちの漁船に乗り組んで、政府の許可なく韓国、北朝鮮に向けて出港するところ。たまたまヘリコプターから主役の藤岡弘が、「韓国、北朝鮮は、難民受入れしていないので、不法入国として扱われる。津波も来るので、政府の許可なく出航するのをやめて戻りなさい」と呼びかけるところ。映画では住民は戻らず、漁船は津波に呑まれる。
ダンテス・ダイジは、日本の最後について、政府のコントロールが効かないシーンも出てくることを予言しているのだが、このシーンを見て、このようなことなのだろうと思った。
出口王仁三郎は、大正12年にモンゴルに西遷し、大和民族の活躍の場が将来モンゴルに移ることを示した。出口王仁三郎予言での日本の最後は、最後とは明示していないものの、地殻変動と火の雨であることをそれとなく書いている。
今後起こるであろう、世界相剋による世界の争乱。それはITによる不満分子と敵国内通者の監視摘発体制化で進むのだろうが、戦闘は各国相互に電子機器管制を無力化する方向で戦われるのだろうから、結局文明と技術がほとんど失われ、元の原始時代みたいに戻るのだろう。
物質文明、技術文明だけ見れば、ほとんど喪失するのだろうが、その際に人が神になる道筋がついていなければ、人類は、その発達過程を何万年か前に遡ってもう一度やり直しという情けないことになる。
人が神になるとは、誰か奇特な他人が神人合一を果たして、それを皆で崇拝することでなく、自分自身が神になることである。それを体験とは言えない体験という。
映画の中で、首相役の丹波哲郎が、実際に国土が沈没し始めマスコミと外国が日本沈没を宣伝しまくれば国民もその気になるとし、「世間とはそういうものだ」と語るが、続々と神知る人が出てくれば、世間もその気になるかもしれない。だが、そのタイミングでは遅いということもまたある。
小松左京の映画『日本沈没』(1973)を見た。これは、外国が日本に侵攻してくるのではなくて、地殻変動だけで、日本全土が急速に沈降し、1億2千万人中の少々が外国に難民として受け入れてもらい助かると言うシナリオ。
印象に残ったシーンは、北陸の住民が自分たちの漁船に乗り組んで、政府の許可なく韓国、北朝鮮に向けて出港するところ。たまたまヘリコプターから主役の藤岡弘が、「韓国、北朝鮮は、難民受入れしていないので、不法入国として扱われる。津波も来るので、政府の許可なく出航するのをやめて戻りなさい」と呼びかけるところ。映画では住民は戻らず、漁船は津波に呑まれる。
ダンテス・ダイジは、日本の最後について、政府のコントロールが効かないシーンも出てくることを予言しているのだが、このシーンを見て、このようなことなのだろうと思った。
出口王仁三郎は、大正12年にモンゴルに西遷し、大和民族の活躍の場が将来モンゴルに移ることを示した。出口王仁三郎予言での日本の最後は、最後とは明示していないものの、地殻変動と火の雨であることをそれとなく書いている。
今後起こるであろう、世界相剋による世界の争乱。それはITによる不満分子と敵国内通者の監視摘発体制化で進むのだろうが、戦闘は各国相互に電子機器管制を無力化する方向で戦われるのだろうから、結局文明と技術がほとんど失われ、元の原始時代みたいに戻るのだろう。
物質文明、技術文明だけ見れば、ほとんど喪失するのだろうが、その際に人が神になる道筋がついていなければ、人類は、その発達過程を何万年か前に遡ってもう一度やり直しという情けないことになる。
人が神になるとは、誰か奇特な他人が神人合一を果たして、それを皆で崇拝することでなく、自分自身が神になることである。それを体験とは言えない体験という。
映画の中で、首相役の丹波哲郎が、実際に国土が沈没し始めマスコミと外国が日本沈没を宣伝しまくれば国民もその気になるとし、「世間とはそういうものだ」と語るが、続々と神知る人が出てくれば、世間もその気になるかもしれない。だが、そのタイミングでは遅いということもまたある。