◎一休和尚法語
一休和尚法語から。
慈鎮和尚
仮の世に又旅寝して草枕
夢の世にまた夢を見る哉
引き寄せて結べば草の庵にて
解くれば元の野原なりけり
また黄檗禅師の伝心法要にも、ひどい病気にかかってもその苦しみに任せて相い果てなさいとあり、何事にもこだわらず無念無想のところを用いよ、と。
由良の開山法燈国師
何事も夢幻(ゆめまぼろし)と悟りては
現(うつつ)なき世の住まひなりけり。
どのような人でも、悲しむのは死のことであるから平生から死の覚悟をすべきだと説く。
無念無想で死の覚悟をしさえすれば、この世のことにこだわらないで軽く見て行けるのだろうか。そのようなものではなく、今一歩深めないとわからないところがあるのではないか。二重のリアリティ。
時代の室町時代の人々に法を説くというのは、この辺が限界だったのだろう。
一休和尚法語から。
慈鎮和尚
仮の世に又旅寝して草枕
夢の世にまた夢を見る哉
引き寄せて結べば草の庵にて
解くれば元の野原なりけり
また黄檗禅師の伝心法要にも、ひどい病気にかかってもその苦しみに任せて相い果てなさいとあり、何事にもこだわらず無念無想のところを用いよ、と。
由良の開山法燈国師
何事も夢幻(ゆめまぼろし)と悟りては
現(うつつ)なき世の住まひなりけり。
どのような人でも、悲しむのは死のことであるから平生から死の覚悟をすべきだと説く。
無念無想で死の覚悟をしさえすれば、この世のことにこだわらないで軽く見て行けるのだろうか。そのようなものではなく、今一歩深めないとわからないところがあるのではないか。二重のリアリティ。
時代の室町時代の人々に法を説くというのは、この辺が限界だったのだろう。