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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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朝鮮広浦の水没伝説

◎童子石像の赤い眼 北朝鮮の咸鏡南道の南部に広浦がある。それが水没した。 『今の広浦は小さい漁村に過ぎないが、五百年前までの広浦は大きい町であった。その時の広浦には浮浪放蕩の青年が多く、町には一人の老婆が酒幕を設けてゐた。 或る日のこと、葛巾野服の一老翁が老婆の酒幕を訪れ饑渇を訴え乍ら飲食を請ふた。老婆は慈悲深い人であったので、老翁の口腹に任せて種々と食べものを与へた。...

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見ている自分

◎ヨーガ・スートラ 悪魔は、冥想修行の最終段階で出現するのだが、悪魔と対峙した絶体絶命体験がない人は、真に非二元に至ったとはいえないだろう。 その最終ステージでは、見ている自分が残っているかどうかが問われる。見ている自分が残っていない姿を人間の側から示唆するのがタロットの吊るされた男。...

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現実の出来事を軽く考える

◎一休和尚法語 一休和尚法語から。 慈鎮和尚 仮の世に又旅寝して草枕 夢の世にまた夢を見る哉 引き寄せて結べば草の庵にて 解くれば元の野原なりけり また黄檗禅師の伝心法要にも、ひどい病気にかかってもその苦しみに任せて相い果てなさいとあり、何事にもこだわらず無念無想のところを用いよ、と。 由良の開山法燈国師 何事も夢幻(ゆめまぼろし)と悟りては 現(うつつ)なき世の住まひなりけり。...

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桶の底抜けて水たまらねば月も宿らず

◎一休和尚法語の女人教化 一休和尚法語の女人教化の段から。 心は影形もないものであって、形がないのだから消え失せない。だから生もなく死もない。この点を仏とも金剛とも云う。 無相ではあるが、有(存在する)であるがために、現実のいろいろな出来事は生じては消え、これを無常と説き、あるいは大死と述べて、このことを憐み悲しんで避けられぬ別れと申す。...

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時間のない神の世界を往還する時間

◎スーパーヒーロー一人の力では足りない 元大工のイエスは、明日にも「世の終わり」「最後の審判」が到来するかのように幻視し、その恐怖感がキリスト教を西欧東欧に伝播させるパワーになったことは否めない。だが、イエス一人の力では、聖なる都が神のもとを出て、天から下って来ることができるわけではない。万人が神を知り生命の書に名が記されなければそれは厳しい。...

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臨済の四喝からカルマを超える道

◎いつまでか身を徒らになし果てて終の道をば願わざるらん 臨済の四喝は次のようなエピソードだが、これに一休が解説を加えている。 『臨済の四喝 臨済がある僧に問うた 「ある時の一喝は、金剛王の宝剣の如し。 ある時の一喝は、地にうずくまって獲物を狙うライオンの如し。 ある時の一喝は、魚をおびき寄せるような道具の如し。 ある時の一喝は、一喝の働きをしない。 お前は、どのように分かったのか」と。...

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UFOと霊

◎米国UFOの存在を認める UFOがこの世のものでなく、霊界のものであるとは、ダンテスダイジの言葉。 2021年6月25日、米国家情報長官室は、未確認飛行物体(UFO)に関する報告書を公表した。主に米軍から2004~21年に報告があった144の事例を分析し、そのうち143件は「実態を解明できない」と指摘した。...

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迷いから究極までの段階の数

◎ケン・ウィルバーのアートマン・プロジェクト ケン・ウィルバーは、アートマン・プロジェクト(P380-388)において、肉体レベル自意識から一円相に相当する究極までの段階を、究極のレベルを持つカバラの10球の生命の木やインドの6身体論と並置している。加えて、究極のレベルを持たないピアジェやエリクソンの意識の発展段階までも並置して見比べることができるようにしている。...

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裁兵とOverkill

◎無神論国家の動向 裁兵というのは、天下統一をほぼ成し遂げた豊臣秀吉が、諸侯の兵力を減少させて爾後に反乱が起きにくくするために、朝鮮出兵を行った事例が代表的。中国でも秦の始皇帝以降、統一王朝ができる都度、大規模兵力は金食い虫であり軍閥や諸侯となり叛乱要因となることから、しばしば裁兵が行われた。...

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ダライ・ラマとチベット

◎亡国と目的を持たぬ冥想 最後のダライ・ラマと自称するダライ・ラマ14世も85歳になった。先代のダライ・ラマ13世も当時としては長寿だった57歳で遷化したが、それに並ぶべくもない長寿ぶりである。 英語で世界を説いて回るダライ・ラマ14世が日本人に向かって、日本人も英語を学びなさいと言っているのは意味深長である。...

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無神論者と神知らぬ者

◎証明できないものを直観する 世の中には神知る者がごく稀にいて、99.99%以上の人は神知らぬ者である。 その神知らぬ者の中には、無神論者と有神論者がいる。無神論者には絶え間ない無神論洗脳社会を前提とした無神論者がいて、その一方で自由主義国家にも無神論者がいる。...

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サンヴァラとみとのまぐはひ(美斗能麻具波比)

◎富士と鳴戸の神業 古神道は清よ明けき心などといいながら、古事記の最初の方から伊邪那岐神と伊邪那美神のナンパのシーンが出て来て、真面目な青少年の心を波立たせる。 サンヴァラと呼ばれる交合像、交合図は、インド後期密教やチベット密教で見られるが、行法は、その時代に最初に発生したのでなく、相当に古い時代から性愛冥想、カーマ・ヨーガとして存在したのだろうと思う。...

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サンヴァラとシャンヴァラ

◎精液、経血、糞尿からエリクサー 「インド後期密教 下巻 般若・母タントラ系の密教/松長有慶/編著/春秋社P43-44」にサンヴァラの語義が述べられている。それによるとチベットでは、サンヴァラとは、本来禁戒の意味だったが、最高の楽という意味に転化した。...

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神仏を知れば悪事を行うことはできない

◎そんなことは三歳の子どもでも知っている 何かをすれば、悪事を行うことはできないというのは、どこかのカルトやどこかの監視国家の徹底したマインドコントロールかと思う昨今。 だが、人間の悟った姿は、諸悪莫作、衆善奉行。つまり善いことをして悪いことをしない。出典は、釈迦を含む過去七仏共通の教えである七仏通戒偈。これがすなわちみろくの世、千年王国の人間の姿。...

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カルマはあると言えるし、ないとも言える

◎個我と無我・涅槃とカルマ改善法 仏教では、個我があって「何でも縁によって物事は生じて滅ぶ」という因果論が主たる教説の一つ。もう一つ何もかもなしという、すべてのものは実体のない空であるから、個我もないという無我論も主たる教説の一つ。 この相互に矛盾するロジックは、阿頼耶識という深層意識兼微細身の登場で、涅槃ニルヴァーナと個我をリンクできることになり解消した。...

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フル回転の時代と隙間

◎喜びには秘密がある 明治大正の頃から、金も情報も物質もフル回転だった。平成を経て令和になって、そのフル回転度は更に増したように見える。 以下は、スーフィ関係の書からの引用だが、真実はその超高速回転と超高速回転の間の隙間にある。 『喜びには秘密がある。そしてその秘密はこうだ。 静止し、そして、耳をすます。 考えるのをやめ、動くのをやめる。 ほとんど息をするのも止める。...

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疫病対策としてのひな祭り

◎替代、紙人形 オカルティックなコロナ対策としては、妖怪アマビエが有名になった。これは熊本産なので、マスコミの宣伝によるところが大きいが、日本の疫病対策としては、雛祭りのお雛様が第一。 コロナ以前の時代から発展途上国では、平均寿命が30代、40代の国はざらにある。要するに医者が少なくて医療レベル自体もあまり期待できない国のことだが、日本だって、明治大正以前は似たようなものだった。...

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米露中揃って日本を取るシステム

◎事態は着々と進む アメリカについては、アマゾンは日本ではすっかり定着、ゴールドマンサックスは日本で銀行業免許を取得、米Googleは、日本のスマートフォン決済会社pring(プリン、東京・港)を200億円超で買収。これがアメリカの日本を取るシステムか。また破産が囁かれるアメリカはGAFAを使って延命する作戦なのだろうか。...

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空にして無相なる解脱

◎ダンマパダ法句経 ダンマパダ法句経は、釈迦自身の言葉に最も近い経典の一つとされ、珍重されている。だが、現代語訳を見ると訳者によって全く異なる訳文が出て来て、古代インド語ってこんなものかと面食らうことがある。 尊敬すべき人とは、阿羅漢のことで、最低でも本当の自分を見たり感じたりした人のことで、禅の十牛図で言えば、第三図以上の人。今の時代は、第三図程度の見神見仏者でも立派にグル、師匠が勤まる時代。...

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若い人と仏教の厭世

◎ダンマパダ法句経 『老いの章 一四六 何の笑いぞ 何の喜びぞ 常に燃えつつあるに 汝らは暗黒に覆われて 燈明を求めざるや 一四七 見よ飾り立てられし形体を そは傷だらけの身にて 合成されしもの 病めるもの 思い多きものにして そこには堅固も永続もあることなし 一四八 このいろかたちは 衰えはて 病の巣窟にして壊れやすし 腐れる身は滅び去る 生は死に終わればなり 一四九 秋に投げ棄てられたる...

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