◎うつせみの世を改むる真木柱
伊勢神宮正殿の床下中央にある心の御柱。これは床下にあるのに柱は床に届かず、床を支えておらず、ただ立っているだけ。言うなれば誰にも見えないオベリスク。これは、内宮にも外宮にもある。
式年遷宮でも古い方の宮の心の御柱は残され、小さな覆屋(おおいや)に保護される由。(参照:伊勢神宮の謎を解く/武澤秀一/ちくま新書P266-272)
出口王仁三郎の言う柱は、神柱、人柱であって、大神の内流を受ける神と人であって、物である柱にはあまり関心がない。
霊界物語第16巻神定の地では、丹後の元伊勢に天照皇大神が降臨し、この地は、「天照皇大神が、その昔この山に現われ、産釜、産盥と称する天の真名井に御禊(みそぎ)して、神格を作り上げた我が旧蹟である。ここに宮殿を造りなさい。」という神示を受けた。
これにより一男二姫が百日百夜をかけて宮殿を造営して、天照大御神の神霊を招(お)ぎ奉り、鄭重に祭神の鎮座式を奉仕したという。これが伊勢神宮宮殿造営の嚆矢だが、心の御柱の話はない
「霊界物語第6巻21章真木柱」では、天照大神の柱から下った伊弉諾大神(いざなぎ)、伊弉冊大神(いざなみ)の二柱が国産みをする。
天照大神の柱のことを撞(つき)の御柱とも、真木柱とも称する。これが基本の三柱神であり、最初の柱が真木柱。よって、心の御柱とは真木柱のことだろうと思われる。
安土桃山時代には、見えないように心の御柱を土中に埋めたというが、仏像を拝むように拝まれてはたまらないという配慮だろう。
うつせみの世を改むる真木柱は厳(いづ)と瑞(みず)との霊魂なりけり
(出口王仁三郎:大本の道 第一二章伊都能売)
※真木柱は伊都能売(いづのめ)
西行法師が伊勢神宮に詣でて、
何事のおはしますかは知らねども忝けなさに涙こぼるる
と歌ったが、拝殿の幔幕が吹き上げられて、その先に拝むべき何も見えないところが古神道。仏教だって初期には仏像崇拝禁止だった。
伊勢神宮正殿の床下中央にある心の御柱。これは床下にあるのに柱は床に届かず、床を支えておらず、ただ立っているだけ。言うなれば誰にも見えないオベリスク。これは、内宮にも外宮にもある。
式年遷宮でも古い方の宮の心の御柱は残され、小さな覆屋(おおいや)に保護される由。(参照:伊勢神宮の謎を解く/武澤秀一/ちくま新書P266-272)
出口王仁三郎の言う柱は、神柱、人柱であって、大神の内流を受ける神と人であって、物である柱にはあまり関心がない。
霊界物語第16巻神定の地では、丹後の元伊勢に天照皇大神が降臨し、この地は、「天照皇大神が、その昔この山に現われ、産釜、産盥と称する天の真名井に御禊(みそぎ)して、神格を作り上げた我が旧蹟である。ここに宮殿を造りなさい。」という神示を受けた。
これにより一男二姫が百日百夜をかけて宮殿を造営して、天照大御神の神霊を招(お)ぎ奉り、鄭重に祭神の鎮座式を奉仕したという。これが伊勢神宮宮殿造営の嚆矢だが、心の御柱の話はない
「霊界物語第6巻21章真木柱」では、天照大神の柱から下った伊弉諾大神(いざなぎ)、伊弉冊大神(いざなみ)の二柱が国産みをする。
天照大神の柱のことを撞(つき)の御柱とも、真木柱とも称する。これが基本の三柱神であり、最初の柱が真木柱。よって、心の御柱とは真木柱のことだろうと思われる。
安土桃山時代には、見えないように心の御柱を土中に埋めたというが、仏像を拝むように拝まれてはたまらないという配慮だろう。
うつせみの世を改むる真木柱は厳(いづ)と瑞(みず)との霊魂なりけり
(出口王仁三郎:大本の道 第一二章伊都能売)
※真木柱は伊都能売(いづのめ)
西行法師が伊勢神宮に詣でて、
何事のおはしますかは知らねども忝けなさに涙こぼるる
と歌ったが、拝殿の幔幕が吹き上げられて、その先に拝むべき何も見えないところが古神道。仏教だって初期には仏像崇拝禁止だった。