◎老いたる子、白髪の赤子-1
老いたる子、白髪の赤子のシンボルは洋の東西を問わず存在する。
ペルセポネは、ゼウスの娘だが死の世界の神ハーデースに略奪されて妻となった。ペルセポネは死の世界の女神であり、地母神となった。
アテネに近いエレウシス神殿では、古代から秘儀が行われていた。それは群衆が、大きな光の真ん中に、死の国で身ごもった赤子を抱いて死から戻ってきたペルセポネを目撃するというもの(出典:異次元の刻印(下)/グラハム・ハンコック/バジリコP172)。
大悟覚醒では、一旦肉体死が発生し、死の世界に入り、死の世界から戻って再生するのが定番のルート。どこで身ごもったかと言えば死の世界で。ただし、全員がこの世に戻れるわけでなく、1割などとも(OSHOバグワンなど)言われる。
人が個的自我を死に、世界全体、宇宙、神になるというステップは、生の世界も含む死の世界に入るということである。その全容をこのペルセポネのビジョンで洞察させる仕掛けがエレウシス神殿にはあったということだろう。
ただしその仕組みは、言われたもの、見せられたものをほとんどそのまま信じるという、古代ギリシアの原始的な自我の構造の人々に対して有効であって、それをそのまま毎日スマホやTVで動画を見慣れている現代人に見せても、現実として信じ込むということはまずあるまい。
ペルセポネは、個のイメージでなく全体のイメージ。死の世界で懐胎した赤児は、全体(第六身体、アートマン)を体験した個人として再生をスタートするのだ。
老いたる子、白髪の赤子のシンボルは洋の東西を問わず存在する。
ペルセポネは、ゼウスの娘だが死の世界の神ハーデースに略奪されて妻となった。ペルセポネは死の世界の女神であり、地母神となった。
アテネに近いエレウシス神殿では、古代から秘儀が行われていた。それは群衆が、大きな光の真ん中に、死の国で身ごもった赤子を抱いて死から戻ってきたペルセポネを目撃するというもの(出典:異次元の刻印(下)/グラハム・ハンコック/バジリコP172)。
大悟覚醒では、一旦肉体死が発生し、死の世界に入り、死の世界から戻って再生するのが定番のルート。どこで身ごもったかと言えば死の世界で。ただし、全員がこの世に戻れるわけでなく、1割などとも(OSHOバグワンなど)言われる。
人が個的自我を死に、世界全体、宇宙、神になるというステップは、生の世界も含む死の世界に入るということである。その全容をこのペルセポネのビジョンで洞察させる仕掛けがエレウシス神殿にはあったということだろう。
ただしその仕組みは、言われたもの、見せられたものをほとんどそのまま信じるという、古代ギリシアの原始的な自我の構造の人々に対して有効であって、それをそのまま毎日スマホやTVで動画を見慣れている現代人に見せても、現実として信じ込むということはまずあるまい。
ペルセポネは、個のイメージでなく全体のイメージ。死の世界で懐胎した赤児は、全体(第六身体、アートマン)を体験した個人として再生をスタートするのだ。