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出口王仁三郎パンデミックでの集中冥想

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地獄的なライフ・スタイルをやめる

出口王仁三郎の長期集中冥想と言えば、最初の大悟である一週間の高熊山洞窟での飲まず食わずでの修行が有名であるが、二回目もある。二回目は、1918年大正7年(48歳)8月18(旧7月12日)から始まった七十五日間。これは、彼の誕生日からのスタートというところが味噌。

ところが出口王仁三郎によれば、これは三度目の身魂の大洗濯であり、一回目は高熊山、二回目は28歳から38歳までの十年間、三回目が、この48歳の75日間。

長期での閉じこもり修行といえば密教だが、深山の洞窟で食料や水を供給してもらって、空気穴のあるところで観想に励むタイプの冥想修行ではなかったようである。

出口王仁三郎によれば、1916年に究極の悟りを開いた教祖出口ナオに寄って来る第一次世界大戦で死んだ救われぬ霊を我が身に引き受けることが狙いの一つ。また悪の親玉である金毛九尾の狐を出口王仁三郎の肉体に引き込んで、その間世界を一休みさせるのが狙いの二つ目。

もう一つの狙いは、パンデミックたるスペイン風邪の根本原因を断つこと。スペイン風邪は、この年の5月頃から日本でも流行を見せていた。出口王仁三郎によれば、スペイン風邪流行を終わらせるには、バイ菌を退治するだけではだめで、その背後にある邪霊群を止めなければならない。邪霊群と言っても元は今度の第一次世界大戦で死んだ者がほとんど。これを救って初めて流行が止まる。

七十五日間の長期冥想修行は、元教祖室の二間続きの奥の間に床を敷かせでこもり切って行ったが、相手によっては、面会もしていた。ただし始終高熱にうなされていた。

11月の七十五日間の長期冥想修行終了後まもなく第一世界大戦は終了したが、スペイン風邪はその後も5年流行。

パンデミックの原因が霊であるというのは、空海も採用している理論。迷信だと思われているのは今の時代ぐらいだろう。

キリスト教では、輪廻転生がないので、天国に入り損ねた人々は、煉獄と地獄にどんどん積みあがっていき、最後の審判時の再生チャンスを待つだけという苛酷でストレスの高い状況に置かれる。生きながら地獄的に生きれば、そうした死後の運命は内心自分でわかるものだろう。

今般のコロナ・パンデミックは、何の霊の仕業かと言えば、死者ではなく生者の生霊、つまり生きている人の潜在的無意識の混迷が惹き起こしているのではないかと思う。地獄的に生きる生者が多い時代ではある。

最近、妙な通り魔的殺人事件が連発しているが、それもその兆候なのではないかとも思う。

大正時代には、出口王仁三郎がパンデミック退散のご神業を引き受けた。現代のパンデミックは、各人が冥想により我が身魂の洗濯をしなければ、収束できないのではないか。

『どうしてこんな時代になったのか?』

また第一次世界大戦の結果、日本は旧ドイツ領南洋諸島を得たが、これが後の太平洋戦争で補給が伸びきる原因となり、また戦勝ビジョンを描けないままの開戦の一因となっていた。禍福はあざなえる縄の如し。

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