トランスなし洗脳優勢の時代

◎うつになったり、身体運動に問題が出たり

今日も、誰が権威ある人物、専門家、学識経験者なのかわかりにくい中で、テレビのモーニングショーなどで、大声で恫喝的な発言を繰り返す、カラ国の代理人としか思えないデマ・ゴーグが、世間を騒がす。

洗脳には、トランス付き洗脳とトランスなし洗脳がある。
トランスとは、意識の低下状態だが、一般には熱狂、陶酔、感動を伴う活動から「我を忘れて」個人的無意識以下の状態に入ること。

トランス付き洗脳とは、踊り念仏から、真宗の坂東曲、讃美歌、宗教劇、教祖の講演で高尚な気分を盛り上げて、トランスに持ち込むなど宗教シーンでは一般的だった。それ以外に薬物の力や性的興奮の力を借りるものもある。

トランスなし洗脳とは、情動の力を借りることなく、与える情報を曲げたり寡少に制限することによって、人間が「自発的論理的に」真の情報を心中に作り上げさせること。これは、今般のロシアのウクライナとの戦争で顕著である。双方が洗脳合戦を繰り広げている。

さて現代人は日夜洗脳にさらされている。スマホからネットからTVから、スーパー、量販店の店内放送、そしてそれらを見聞した人の口コミやSNSまで。

ところが、世の中には、洗脳する者と洗脳される者がいて、当たり障りがなく、手短に洗脳しようと思えば、勢いトランスなし洗脳に傾きがちである。なんとなれば、トランス付き洗脳では、それに乗っちゃう人を作るために、感動に持っていくためのストーリー、シナリオ、舞台構成が必要なものだからである。

トランスなし洗脳は、いわば革命的技術であって、それにトランス付き洗脳を組み併せた技術は、いまや宗教シーン、商業シーンだけでなく、ネットワーク・ビジネスやオレオレ詐欺でも使われるようになった。中国共産党発の洗脳技術の影響は大。

かくして、トランスなし洗脳優勢な生活環境に日々生活し続ける我々は、脳を酷使しすぎて、情動をやられてうつになったり、身体の無意識的運動に問題が出たりすることが増えているのではないかと思う。

そんな場合に、マントラ、呼吸法、ハタヨーガ、気功導引などが有効なのではないかと思う。本格的「冥想の準備」としてそうしたものも相当に多くの人に必要になっているのではないか。