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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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悪カルマをなくす、核兵器をなくす

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◎自分のメリットを当たり前に放棄する

五世紀に鳩摩羅什の弟子に道生という人物がいて、善行を行わない者(一闡提(いっせんだい))も成仏できると主張したため、建康にあった仏教教団から追放された。(出典:新アジア仏教史06仏教の東伝と受容/沖本 克己/編集委員/佼成出版社P147)

悪人の成仏というのは、親鸞の新発見ではなく、昔から議論のあるところではあるが、5世紀の中国では、善カルマを積んだリッチな旦那衆が修行して極楽に入り成仏するというのは、穏当なプロセスとして認められていたのだろう。カルマ・ヨーガは時間がかかるが、世俗の人間としても基本、専門修行者にとっても基本。

悪人の成仏というのは、聖書のサウロ(パウロ)が最初はイエスの信徒を取り締まり迫害する人物だったが、回心したことが典型である。

また出口王仁三郎のように科学的にみれば、肉体・エーテル体の物質・半物質部分(副守護神)では、どうしても悪カルマを積まざるを得ない部分があるが、アストラル体以上では、善業のみ積むことが可能であるという説明になる。

だが成仏、回心というのは、個別の微細身(コーザル体以下)の話ではないので、悪人でも成仏、回心はできる。
よって、この身このままで悟る。だが、善行を行い悪行を行わない。

同様に核兵器をなくすには、世界的な武装解除の動きを盛んにして実現する方向と、核兵器を一旦じゃんじゃん使ってみて反省して廃絶する方向の二つがある。

今の世界は最も強力な核兵器を持つ国が持たざる国を支配するという秩序によって成立している。だから「世界的な武装解除の動き」などは、夢想にすぎない。よって「戦争はまじかにある」などと結論づけられてしまう。

しかし、地道に冥想をする人が増えて、自分のメリットを当たり前に放棄する人が段々とメジャーになっていけば、夢想も徐々に現実化する可能性はある。

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