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霊がかり・神がかり系スピリチュアルの弊害

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◎時間の無駄の如し

スピリチュアルといえば、そのイメージは大別して2つに分かれる。霊がかり・神がかり系と純粋な求道系である。

霊がかり・神がかり系とは、文字通りチャネリングをして、あなたの前世はかの有名人であって、その時のさる事件が今のネガティブな状態の原因になっている、あるいは、○代前に亡くなった親戚の一人があなたに霊障しているから、それを浄化しなければならない云々などという代物のことである。

純粋求道系とは、只管打坐やクンダリーニ・ヨーガの手法で大神、ニルヴァーナ、タオ、密教なら大日如来、ヤキ・インディアンならイーグルなどをめざして行こうとするものである。

21世紀初頭のスピリチュアルの大きな問題の一つは、霊がかり・神がかり系への世間一般の関心の高さを完全には払拭できていないという点である。

霊がかり・神がかり系への世間一般の関心の高さというのは、ホラ−・オカルト映画や漫画の隆盛に反映されているが、その関心は漫才・お笑いに対する関心と同レベルであって、その関心が純粋な求道に転向していく例はほとんどないと言ってよいのではないか。

スピリチュアル系ブログ・ランキングでも精神世界系ブログ・ランキングでも半数以上が霊がかり・神がかり系である。

霊がかり・神がかり系スピリチュアルは、もともと毒にも薬にもならない位置づけのものなのだろうと思っていたが、こと現代に至っては、むしろ純粋な求道に向かうべき人のモチベーションを消耗する「邪魔」、つまり弊害の方が強い。

マスコミはマスコミで、相変わらず「あなたの知らない超常現象」だのUFOだの低俗な関心事を採り上げるだけで、一歩踏み込んでそのオカルトが純粋な求道に展開していく道筋につながるようなことは一切やらない。

UFOも含めオカルト現象は、エーテル体世界やアストラル世界で起きていることを感知した時に認知されるのだろうから、だれもが認識するわけではない。またそれは霊能力者以外にとっては「日常」ではない。

霊がかり・神がかり系スピリチュアルは、結局段階的に向上していくクンダリーニ・ヨーガ系修行の一ステップと捉えることができる。ところが、その頂上への道はあまりにも迂遠であるし、かつまた中心太陽との合体という肝心の頂上をめざす方針そのものがなかったり、怪しかったりすれば、求道の体を成してしないということになるだろう。

有力クンダリーニ・ヨーギである出口王仁三郎輪廻転生のことは盛んに語るし、霊界の構造のこと、181の位階があることなど細かく説明してくれている。また朝鮮の神人姜甑山は、非常に人間の怨みを丁重に扱う。

霊界の中でも下の方より上の方が良いだろうし、人は人に仇なすものだから人の恨みは買わないほうがよいし、その感情的なしこりを解くのはクンダリーニ・ヨーギの役目の一つだろう。ところがそれはやはり中間段階の技であり、メイン技ではないのだろうと思う。

メイン技を知るのは、解脱したグルだけ。クンダリーニ・ヨーギは解脱したグルに指導されるべきであり、解脱してない人がスピリチュアル指導をするのはいかがなものか。それも霊がかり・神がかり系でやるのは、クライアント・弟子の混乱を助長するだけに見える。

もっとも霊がかり・神がかり系にも死の世界を超越するというテーマについて理解を促進する情報があるが、自我の死と肉体死と峻別して語るなど、いろいろなことを整理して出していかないと、「正解に近い知的イメージ」を結ぶことすらむずかしいと思う。

【チャクラと七つの身体−133】
◎アストラル体−2
1.霊がかりを排す-2
【ザ・ジャンプ・アウト187】

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