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金丹のタブー

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◎俗人に誹謗させてはならない

中国の錬金術の古典抱朴子第四金丹に金丹を得るためのタブーの記述がある。

『第一の禁忌として、「道を信じない俗人にこの薬を誹謗させてはならぬ。そうなると薬は決して完成しない」とある。鄭先生の説によれば、そのわけは、この偉大な薬を調合するについては、必ず祭りをせねばならぬ。祭りをすれば、太乙、元君、老君(老子)、玄女(仙女の名)、がすべて監督に来る。

もし薬を作る人が、人里離れた地に隠れないで、民間の愚か者に通りすがりにのぞかれたりすれば、神々は早速、薬を作る人が経典の戒めを守らず、悪人にそしられる羽目になったことを責め立てるであろう。

そうなるともはや神助は得られず、邪気が押し寄せて来る。薬はできないこととなる。

必ず名山に入り、百日間斎戒沐浴し、五辛(ニラ、ラッキョウ、ネギ、ニンニク、ハジカミ)や生魚を断ち、俗人と顔を合わせぬようにすること。そうしてこそ大薬を作ることができる。薬を作ってでき上がったら、はじめて精進落としをしてよい。つまり斎戒は製作中も続けるので、作る前だけするものではない。』
(抱朴子/葛洪/平凡社P37から引用)

元君は老子の師匠。

俗人に覗かれると蟇目の法が破れるとしたのは、出口王仁三郎の事蹟にもある。俗人のそしるのを恐れるのは、天体の運行に合わせ、吉日を卜して、アストラル体レベル以上の神助を得ようとしつらえている環境に対して、俗人のそしりのバイブレーションは容易にそれを破壊するからだと見る。虚空蔵求聞持法だって満願の日を吉日に合わせていく。

名山に入り、百日間斎戒沐浴できる環境の中でやれることは瞑想修行である。冥想修行にあっては、これはクンダリーニ・ヨーガ系だが、修行する人間の側の都合だけでは成らない部分がある(神助)ことを思い知らせてくれる教訓である。

【チャクラと七つの身体−227】
◎アストラル体−96
2.アストラル体の性質−77
7.俗人に誹謗させてはならない-2 金丹のタブー
(ザ・ジャンプ・アウト281)

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