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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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中国の邪視、邪眼など

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◎日本でもねたみ、やっかみは盛ん

2015年5月12日、国連本部で開催中の核不拡散条約(NPT)再検討会議で、核軍縮を扱う委員会が、最終文書では、世界の指導者らに被爆地を訪ね、被爆者の証言を聞くよう提案した部分が、中国の横やりで丸ごと削除された。

かくの如く中国の日本たたきは徹底している。戦争に勝った中国は、さほど豊かでなく、戦争に負けた隣国日本が豊かなのは、面白くないのである。ここに日本へのねたみが発生している。もともと中国共産党の存立の基盤が抗日戦争だから反日をやり続けるという話は、横に置き、中国人の感情面ではそういうところではないか。

こうした妬み、うらやみのことを邪視、邪眼という。昔岩波文庫でアラビアン・ナイトを読んだ時、この邪視という言葉がよく登場していた。邪視、邪眼と言えば、魔術的だが、要は妬みのことである。日本の政界・官界すら男の妬みの世界、なまいきの世界などとも言われる。

中国では邪視とは言わないと思った。中国では何と言っても白眼視である。白眼視はもともとは軽蔑の眼付だったようだが、中国ではどこに行っても、逆切れとしての白眼視に出会う。白眼視は確かに白目をむくが、中身は邪視であり、逆切れである。

悟った人の平素の感覚である、自分の今に安住するというところからは、ねたみというものは出て来ない。自分がどうなろうとそれは、自分の知ったことではないからである。

日本では露骨にそうしたものを表面化させないから中国より優れているのかもしれないが、日本ですら、内面で、ねたみ、やっかみは盛んである。だからこのように中国人が大量流入し、その邪眼な現実を日本人が自覚せざるを得ないシーンが増えているという側面もあるように思う。

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