不死の希望を生きる人

◎愚者の眼には彼らも死んだ者と見え

ソロモンの知恵から、
『義人の魂は神のみ手にあり、迫害もその魂にふれることは許されぬ。
愚者の眼には彼らも死んだ者と見え、彼らの去り行く先は不幸と思われ、
われらから去ったことは滅びとされた。しかし彼らは、平安の中にある。

人の見る所では罰せられたようでも、彼らが確信するところは、不死の希望である。
わずかにこらされても大いに恵まれる』
（旧約聖書外典偽典2/教文館P25から引用）

義人が迫害される時代は既に去ったが、今は義人が無視され、関心を持たれない時代。利害に関係のないものに関心を持つ人は変わった人とされ、見えない場所で自分を犠牲にする行為は評価されない社会の仕組み。

こうした中で、無用の用という本物の価値観を確信し、不死の希望を生きる人は、時代の救世主の一人たり得る。