クンダリーニ・ヨーガの全貌−4
◎古今東西−3 また古代エジプトのピラミッド原文にも王の上昇という注目すべきものがある。 さて死せるエジプト王は、東方へ向かって進む。そこには天空へ通ずる門があり、門前に高い無花果の木が2本植えられており、王はその木を握る。...
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◎古今東西−4 霊界物語 古神道家の出口王仁三郎の霊界物語では、天教山というのは、富士山のことで、時によってはシナイ山のことをいうこともある。その天教山に最初に身を投げたのは、野立彦神、野立姫神。 彼等の跡を慕って、続いて釈迦や達磨やイエスやモーゼやエリヤの前身の神人が天教山に身を投げた。...
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◎古今東西−5 チベット密教 チベット密教は流派も多く、中間段階の冥想手法はわりと開示されているものの、肝心の究竟次第系の冥想法であるナーローの六法やポワについては、当然のことだが、公開されているものだけですべてではように思われる。...
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◎錬金術−1 裸で天に昇り太陽の樹に降る−1 西洋錬金術では、そのズバリはなく、上昇と神化について、そして冥想を修錬していることについては、ひた隠しにしており、錬金術文書は暗喩が多用され、まさに錬金術潜行2千年である。...
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◎古今東西−7 西洋錬金術−2 ○裸で天に昇り太陽の樹に降る−2 天への上昇と下降については記述の続きがある。 『もうひとつこれに類似した箇所にはこう書かれている それのなかからその魂が上昇し、はるか天まで高められ、すなわち霊へと高められ、そしてその魂は立ち昇る太陽と化し、すなわち赤くなって、満ちゆく月のなかで太陽の性質をもつに至る。 すると二つの光体の光(lucerna duorum...
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◎古今東西−8 中国錬金術 ○淮南王劉安のペットも昇天 中国道教は、不老長生、白日昇天がその代名詞といって良いだろう。ただ中国道教の核心である白日昇天については、俗人に誹謗されることを忌むためか、呂洞賓や柳華陽ぐらいしかそのメソッドの核心は明かしていない。...
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◎生還 人間と神仏とのコンタクトには3種あって、第一は一目だけでも見る、いわゆる見牛。第二は、クンダリーニ・ヨーガの窮極であって、中心太陽への突入と合体。今ひとつは、真神・真仏が吾に懸ること、つまり憑依のファイナル・バージョンである。...
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◎生還者の再び生きる姿−1 ○善を行い悪を行わず 既成宗教は神仏を悟っていない者に対して、善を行い悪を行ってはいけないと説く。しかしこれは宗教として、本来人に求めるべきファースト・チョイスではない。 本来はまず人は真理を悟るべきである。真理を悟れば、結果として、その人の生きる姿は、善を行い悪を行わず、なのである。...
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◎生還者の再び生きる姿−2 ○死後の世界が分ると そのことを古神道の出口王仁三郎も強調する。ピースフルを前面に出した宗教は盛んに五倫五常を語るが、人間の悟りとしては、出口王仁三郎の云う3段階の中レベルを志向しているにすぎないとする。そして五倫五常とは、覚者つまり神を生きる者の生きざまのことなのであるとする。 ※五倫五常...
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◎生還者の再び生きる姿−3 ○五倫五常 出口王仁三郎は、五倫五常を戒律みたいに遵守することを真理の三階級の中ぐらいとして位置づけ、最高のレベルとはしない。神人和合を最高のものとする。...
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◎生還者の再び生きる姿−4 ○リアル・ワールド ある日、ダンテス・ダイジが、過去世をどう思い出すかという話題に言及した。ダンテス・ダイジは名にし負う、クンダリーニ・ヨーガの窮極からの生還者の一人である。...
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◎生還者の再び生きる姿−5 ○他人を傷つけられない ダンテス・ダイジは、過去・現在・未来が一体であり、あらゆるものが一つながりにつながっている、時間空間物質が混然一体となっていることを、空、空性、阿頼耶識(あらやしき)、アカシック・レコード、「愛」であると喝破した。これは個性を超えたところであり、有の世界であるからアートマンでもあるとも思われる。...
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◎石ころの心 ○人間の側に立っていないこと クンダリーニ・ヨーガの全貌とは、本来、世界の発生、展開、衰退、滅亡の全容のことであって、世界とはこの人間世界にとどまらず、物質宇宙、エーテル体宇宙、アストラル宇宙などあらゆる宇宙を包含した議論でなければならない。...
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◎天地不仁 老子は、神仏の心、天地の心である石ころの心を、天地不仁と表現している。 人間的視点から見れば、天地は命を与えてくれるし、衣食住も与えてくれるとても「仁」なものに一見思われる。しかし人の命を奪うのも天であり、人を虚無の絶望に陥れるのも天である。したがって、天地が個々の者に対して仁でないという視点は、人間的な好悪や苦楽の感情を越えたところにあって初めて言える。...
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◎生還と肉体と精神 それが人間の側に立っていないことこそ、生成滅亡の原理たりえる。だからこそ窮極からの帰還率、生存確率は1割以下となる。真正の求道者たちは、明らかに人間的幸福とは別のところを目指しているが、それが人間本来のあるべき生きざまと直結しているという、とんでもないパラドクスがここにはある。宗教の本質とはこの部分である。...
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◎チャクラもボディの秘密も明かされない ○黒魔術への危険性 世の中にには、七つの身体に関する本や七つのチャクラに関する本が結構あるものだ。残念ながら、その大半がそれについて本当にはわかっていない人が書いている。けれども真実を承知している数少ない人であればあるほど、チャクラの詳細や七つのボディの詳細については明かしていない。...
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◎肉体−3 ○肉体を持ちながら肉体を感じないということ 『46「姿勢は確固として快適なものである」 今度はアーサナ、姿勢が来る。確固とした座を得ることができるまで、あなたは呼吸法及びその他の修行を実践することはできない。座の安定とは、あなたが全く肉体を感じない、ということである。普通の坐り方であれば、あなたが数分間坐るやいなや、あらゆる種類の動乱が肉体に起こるだろう。...
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◎肉体−4 次に肉体コントロール。これをキリスト教の断食に見る。 予言者エリヤは40日の断食の末、ホレブ山に到着した。 イエスは、荒野で40日間の断食をした。 イエスの時代はユダヤ教にも断食があり、見返りを求めたり、一種のカッコつけの断食になりがちで、イエスは、こうした形ばかりの断食を「断食をする時には偽善者がするように陰気な顔つきをするな」(マタイ伝6−16)として戒める。...
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◎肉体−5 肉体で考慮すべきテーマの2番目。 2.肉体の保持は文明の存続に直結しているので、文明的視点から肉体の維持保存は無視できないテーマであること。...
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