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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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黄泉戸喫(よもつへぐい)

◎あの世の穢れた食べ物を食べる 豊穣の女神デーメーテールは、ゼウスとの間にできた娘ペルセポネを黄泉の国にさらわれた。 ゼウスは、ヘルメスを黄泉の国に遣わして、ペルセポネ奪還交渉にあたらせた。ところがペルセポネは、あの世の穢れた食べ物ザクロ4粒を食べてしまったので、一年のうち4か月は冥界に住まねばならないと悲しい掟を告げたのだった。...

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シュメールの大洪水伝説

◎古事記仲哀天皇の段へ 関東では、軽い低気圧でも居座られた直下では、梅雨時では珍しい風雨となった。 そこでシュメールの大洪水伝説。聖書のノアの洪水伝説よりも、相当に古いとされる。 シューメールにはエリドゥなど5大都市が繁栄していたが、5つの都市は既に爛熟腐敗し、天の意思による大洪水の到来による地上の文明の破滅が予想されていた。...

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華僑の多い国とほとんどいない国

◎非華僑系国家 蘇秦と張儀の合従連衡よろしく、中国とアメリカで中国周辺国の取り込み合戦が続いている。特に東南アジア諸国では、華僑が国を牛耳っているケースが多い。フィリピンのアキノ家、タイのチャロンポカパンの謝家、シンガポールの李家など。...

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狂わず、死なず、正気を失わず

◎本山博のマニピュラ ヨーガ経典を見ると、透視、直観、念力などの超能力を書いているものだから、不如意な生活を生きている人は、時にそういうものを手に入れようとして努力したりもする。だが超能力指向は、人をついには地獄的なものに向かわせるものだから、わきまえた人は超能力を得るために密教修行をしたりはしない。...

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想念と感情

◎えり好みを卒業する 大雑把に言って、メンタル体は想念、アストラル体は感情という風に見がちなものである。...

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心の本性の性質と体験

◎マントラだけでできている世界 チベット密教では、第六身体アートマンのことを、心の本性、空性、輝き、リクパ、自己認識などと言う。...

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慈善行為を帳簿に記録する

◎木の神様、土の神様 慈善行為を帳簿に記録するとは、功過格のこと。今日行った悪いことを借方に善いことを貸方につけていく。差引で善いことが積み上がれば、天に功徳を積み上げるということで、19世紀末に中国を旅行したイザベラ・バードもこれが広く中国に行われていることを見聞した。...

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シャルザ・タシ・ギャルツェン

◎ボン教の屍解 シャルザ・タシ・ギャルツェンは、19世紀半ばのボン教僧。出生は、東チベットのカムだから、今の四川省。四川でもいわゆる諸葛孔明が進軍したルートより、ずっと西側であり、清朝の西の版図がいかに大きかったかがわかる。...

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ネコノミクス宣言

◎闇路に闇路を踏みそえて ネコノミクス宣言は、猫好きによる猫好きのための猫好き本ではない。...

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桑田変じて滄海となる

◎松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし 桑田変じて滄海となるとは中国のことわざだが、日本にはその典型例がある。 昨夜2019年6月18日夜、山形県沖でマグニチュード6.7の地震があり、新潟県村上市で震度6強、山形県鶴岡市で震度6弱の揺れ。...

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狂人の宇宙、イエスの宇宙

◎石になる人、発狂する人、悟る人 狂人とイエスの共通点は、一般大衆と全く違った宇宙に生きていることである。 それに対して狂人とイエスの異なっている点は、狂人は、他の誰ともコミュニケートしない世界を生きているのに対し、イエスは、他人とコミュニケートできる点である。...

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古の真人は天を以って之を待つ

◎荘子雑篇徐無鬼篇から 荘子雑篇徐無鬼篇から。 『古の真人は天を以って之を待ち 人を以って天に入らず 古の真人は之を得るや生じ、之を失うや死す 之を得るや死すれば、之を失うや生ず』 大意:古の真人は、天なるアートマン(一つながりのもの)に入ることで覚醒に入るが、人という個性を残したままでは覚醒しない。 古の真人は悟りを得ることで真に生き、悟りを失って迷うことは生きながら死んでいるようなものである。...

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腐敗爛熟の果ての言論統制

◎アウゲイアスの牛舎 日本では、公金横領とか賄賂は諸外国ほど発生するわけではないが、言論の自由が保証されているわりには、政治的な大きな問題に対して、公然と異を唱えることは大きな反発を招きがちなものだ。...

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脳内のある物質が世界を変える

◎無用に異世界を覗き込む 脳科学の立場ではエーテル体もアストラル体もないので、悟りを脳科学で考えれば、脳内のある物質が、自分という像を、あなたも私も同じとか、一切衆生あらゆる万物はひとつながりの世界であるという、統合失調症的な世界認知をさせているという見方もあり得る。 これについては、いろいろなドラッグを自らキメてみたオルダス・ハックスレーも似たようなことを言っている。...

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ソーマ・ヨーガと麻薬経済

◎麻薬を食べる国、麻薬で食う国 カルロス・カスタネダのドンファン・シリーズを待つまでもなく、ソーマ・ヨーガは古代インドの昔から窮極に入る手段として、厳然として存在していた。 既に悟った者が、悟りを維持するために酒や大麻入りドリンクを飲んだりするのは、スピリチュアル系の本を読んでいれば、時々出くわすものである。...

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儒家の影響と未発の中

◎中華思想の淵源 歴史学者の宮崎市定が、儒家は、人間の理想を人間関係に分解、矮小しすぎたというようなことを言っている。 儒家の世界観といえば、修身斉家治国平天下であって、個人から天下に至る。天下の先は中であって、未発の中が世界の中心となる。...

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汚れた空気から海底都市へ

◎東アジア全域を襲う薄い毒ガス 預言者のうちには人類が将来海底都市に住むことを幻視している人は割といるものだ。初めてそんな情報に触れた時、何を好き好んで海底に住まねばならないのかとして、若い時には一顧だにしなかった。...

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光と闇、エネルギーと世界観

◎わびさびて、冥想する 夜の地球を俯瞰すると、東アジアについては、日本、韓国、中国は、大都市付近を中心にまばゆいほどに地方でも煌々と明かりがついている。これに対して北朝鮮はほとんど真っ暗。そんな衛星画像を目にしたことが一度はあるのではないか。...

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その意を誠にする

◎君子は必ずその独りを慎むなり 四書五経の大学から。 『いわゆる其の意を誠にするとは、自ら欺くこと毋(なき)きなり。悪臭を悪(にく)むが如く、好色を好むが如くす、これを自ら謙(こころよ)くすと謂う。 ゆえに君子は必ずその独りを慎むなり。』...

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毒酒、濁酒、清酒

◎上戸も下戸も呑まずにはいられない 清酒は製造工程が精密重層であり、濁酒とは比べものにならないほど手がかかっている。その技術を開発したのは、奈良の興福寺だという。 衆人皆酔えりとしたのは、屈原。現代も、ちょっとノイローゼが常態の時代ならば、衆人皆酔っている。...

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