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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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山河大地をひっくり返す

◎自己をひっくり返す 唐代の禅僧趙州と並び称される長沙景岑の禅問答。 ある僧が湖南長沙の長沙景岑に質問した。 「どうやって山河大地をひっくり返して(転得して)自己に一致させましょうか」 長沙景岑、 「どうやって自己をひっくり返して(転得して)山河大地に一致させるのだろうか」 質問者にとっては、山河大地は全く別々のものであり、この見解は未悟の一般人にとっては、まったくもって当たり前である。...

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冥想の準備についての説明

◎坐る前に 冥想の準備については、冥想そのもの前段にあたるチューンアップである。「冥想の準備-2」では、以下のようなメニューになっているが、この構成は、ダンテス・ダイジのニルヴァーナのプロセスとテクニックに依っている。 1.冥想者の日常的な態度 2.柔軟体操(身体の運動) 3.プラーナ・ヤーマ(呼吸法全般)  ⑴基本呼吸法  ⑵完全呼吸法(丹田呼吸法)  ⑶片鼻呼吸法...

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シナリオ・ライター兼振付師としてのユダ

◎積極的な役割を果たしたユダ 20世紀スイスの神学者バルトはユダについて語るに「ユダは、ある意味で、イエスを別として福音書の中で最も重要な人物だ。なぜならすべての使徒たちの中で彼一人が、神の意志であったことと福音書の本質となったことの実現にとっての決定的な状況において積極的な役割を果たしたからである」。...

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古伝承中のマグダラのマリア

◎十二使徒と同格あるいは同格以上 マグダラのマリアは、最近発見された多くの1~2世紀のテキストの中で以下のようなことが言われている。 マグダラのマリアは使徒ではない。 イエスが復活した後、最初にイエスと言葉を交わした人物である。ヨハネ福音書では、イエスは彼女に特別の教えを授け、他の弟子に復活を伝える任務を与えた。彼女はイエスの指図どおり復活を伝えた。...

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ケルソス反駁に見るユダ像

◎不安定な悪役 ケルソス反駁という文章は、オリゲネスが著したもので、何かとイエス・キリストの事績を批判するケルソスに対し、オリゲネスが公平な立場で、ある程度イエスを擁護していくものいである。...

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ケルソスの語るイエス一家

◎イエスの生い立ちの真相 ケルソスは、イエス一家の姿について当時の有力説を以下のようなものだと披瀝する。 イエスは、ユダヤの村の出身で、田舎の貧しい糸紡ぎ女から生まれた。 彼女の夫は大工で、彼女は姦淫の咎めにより、夫から追い出された。 彼女は夫に放逐されて恥辱に満ちた放浪を続けているときに、ひそかにイエスを産んだ。...

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私は私という心身の異郷の客

◎何一つ見知らない悲しみ 今日は、知る人ぞ知るダンテス・ダイジの命日。 人は、覚醒した世にもまれな人物に出会えば、テレビの突撃リポーターよろしく、なんでも質問しようとするものだ。 そうした心理を見越してか、ダンテス・ダイジは自作の著作を用意してくれている。その一冊についてでもきちんと最後まで同一の実感をもって感得できたり、あるいは知的理解でもできたりしたら、その読者はほとんど覚者だろう。...

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先義後利=J・フロントリテイリングの経営理念

◎日本の経営者の感性 2015年12月11日の日本経済新聞にJ・フロントリテイリング相談役の奥田務氏の「私の履歴書」が載っている。「私の履歴書」は、例外もあるが、大体は公私の出来事の中で都合の悪いことは書いていないものであるから、話半分に読んでいる。...

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china 2049/マイケル・ピルズベリー

◎孫子、六韜三略、資治通鑑など マイケル・ピルズベリーは、若い時分に台湾大学に留学したアメリカの中国軍事系インテリジェンス専門家。 china 2049は、そうした中国専門家にして、中国の世界覇権を狙う獰猛な本心を見誤っていたという悔恨の書でもある。...

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碧巌録第四十一則 【投子投明】

◎帰還への意志 趙州が投子に質問した。 「大死一番した人が、生き返った時はどうですか」 投子「夜行は許されぬが、明け方には到着しなければならない」 不許夜行とは、唐代の夜間外出禁止令にかける。夜行とは死んだままであり、大死において大歓喜、大慈悲の真っ只中にあり、言葉に尽くせぬ状況に放り込まれて、普通の人はそのまま9割は死んでしまうそうだ。これが夜行。...

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ピュタゴラスの冥想法

◎長時間冥想など 謎の多いピュタゴラス。その冥想法が彼の伝記から推測される。 ピュタゴラスはもともとギリシアに居て自然科学者タレスに師事していたが、タレスの勧めによりエジプトに渡って冥想修行を続けることになった。古代ギリシアでは、哲学するとは冥想するみたいなものであった。...

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インド神話のクリシュナ

◎最後の切り札 天地中和とは世の中の善悪のバランスをとるということだが、イエスなどの神人は、このような目的をもってこの世に生を受ける。クリシュナもそうした一人。...

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一生を数秒で見る

◎マリファナと防御の喪失 ジム・デコーンは、1971年冬ニューメキシコの山岳地帯で自給自足の生活をしていた。ある日知人に夕食に招かれ、疲労困憊した状態でマリファナを勧められた。その結果彼は通常の防衛機能を失い、知人の無意識の敵意が彼のみぞおちにショックを与え、彼はほとんど気を失いそうになっている自分に気がついた。...

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上杉謙信の死を厭わず

◎死を必する者は生く 上杉謙信は、禅僧益翁のもとで禅に打ち込んだ。 謙信は生前に、家臣たちに次のような訓戒を残した。 「生を必する者は死し、死を必する者は生く。 要はただ心志の如何にあり。 よく此の心を得て、守持するところ堅ければ、火に入りて焼けず、水に陥って溺れず、何ぞ生死に関せんや。 予、つねに此の理を明らかにして三昧に入れり。 生を惜しみ死を厭うがごときは、いまだ武士の心胆にあらず」...

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ジム・デコーンの時間空間と自我

◎オカルティストの典型的世界観 ジム・デコーンが、向精神性薬物の使用によって、世界認識が変貌することから、以下の10の仮説を立てた。 『1.人間の精神は物質的存在を超越する。したがってわれわれは多次元的存在でなければならない。 2、自我は精神の中核ではなく、より大きな実体の時空の一部にすぎない。その実体は、自我が無意識の精神として感知するものから現れ、進展する。...

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毛沢東 日本軍と共謀した男

◎毛沢東の見た楽園像 「毛沢東 日本軍と共謀した男/遠藤誉/新潮社」は、毛沢東についてあちらの国だったら書いてはいけないことを沢山書いた本。...

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聖者を認めない国

◎冥想修行者から見た「邪境」 岩波文庫のブッダ 悪魔との対話から 『「人が生まれたときには実に口の中には斧が生じている。愚者は悪口を言って、その斧によって自分を斬り割くのである。 毀(そし)るべき人を誉め、また誉むべき人を毀る者――かれは口によって禍いをかさね、その禍いのゆえに幸せを受けることができない。 賭博に負けて財を失う人は、たとい自分を含めて一切を失うとも、その不運は僅かなものである。...

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風土とコーヒー

◎過去食べられてきた日々の意味があるか 先日喫茶店に入った。同じコーヒーのはずだが、コーヒー一杯の値段は、マックの100円を皮切りに、200円程度から400円台までに分化し、観光地での600円コーヒーまである、もちろん一流ホテルでは800円、1000円のコーヒーも出る。値段ほどの味の差がないのは皆知っている。...

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核戦略の変質

◎核は使ってもよい兵器になった 核は大量破壊兵器だから、核先制攻撃が起きると容易に全面核戦争に移行するから、冷戦下では核は使えない兵器として存在する。よって沢山核を持っている方が核を抑止力として機能させ得る。これが核抑止力の基本大原則だった。ところが、これが中国が過去20年にわたってこっそり核戦力を増強し続けたことで、崩れてしまった。...

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神政とは

◎祭政一致の大道 出口王仁三郎の「祭政一致の大道」(国会図書館デジタルアーカイブ)より。 『神政とは、神代における政治の意義であります、故に義は進んで神代の解釈に移らねばならぬのであります。...

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