中国人との共生
◎十三億分の一の男 最近気になったニュースは、日本の全人口中の外国人の割合が1%を超えたということ。首都圏の市町村区では、人口中の外国人の割合が10%を超えたところも出て来ており、近い将来に日本の謙遜、謙譲を旨とする文化との衝突を繰り返し、日本社会が荒れる原因になっていくのだろう。...
View Article呪術のラグビー イングランド対ニュージーランド
◎ハカ対V字 ニュージーランド戦はいつも気合づけのハカで始まるが、これに対策したのが、策士イングランドのエディ・ジョーンズヘッド・コーチ。 ハカの魚鱗陣形に対応して、V字を広げた鶴翼の陣形で対応したのだ。 かつて柔道の谷亮子は、オリンピックで2大会連続で銀銀。それがよくよくこたえたのか、勝負は畳に上がる前から始まっていると感得し、2000年のシドニー五輪で金をゲットできた。...
View Article日本が排除してきたもの
◎宦官、科挙、道教、キリスト教 日本が、異国文化が入ろうとしてきた時代の変わり目にあって、日本自体が入ることを忌避したり一旦少々入ってきたがまもなく排除したのは、宦官、科挙、道教、キリスト教というところだろうか。...
View Article中国、朝鮮の受け入れてきたもの
◎宦官、科挙、道教 日韓併合時に、朝鮮王宮に踏み込んだ日本は、李氏朝鮮の伝統として残る宦官、そして両班の残滓として残る売官の風、そしてちょんまげなどを目にすることになったのだが、即日ちょんまげを切り落とす挙に出たという。...
View Article風災、水災、火災
◎日本人への予告と感じ改心できるか。 2019年10月はひどい月だった。悪夢の如き、悲惨、残虐シーンの連続の映画も及ばぬ説得力の天災地妖。 台風15号が首都圏を直撃し、千葉県は暴風により停電、断水や家屋破壊、電話、携帯が通じないなどの惨劇に見舞われた。(風災) 台風19号では、長野、栃木、宮城、埼玉、千葉、神奈川、静岡、東京などで広く水害が発生した。(水災)...
View Article天寿国繍帳
◎世間は虚仮、唯だ仏のみ真 国宝、天寿国繍帳は、聖徳太子に先立たれた奥様が彼の遺徳をしのんで作った刺繍入りの壁掛け。 (奈良県斑鳩町の中宮寺所蔵、飛鳥時代(7世紀)) この中に『世間は虚仮(こけ)、唯だ仏のみ是れ真なり』という文があったという。これは聖徳太子の日頃の家族たちに向かっての口癖であったらしい。...
View Article人に出会うこと、教えること
◎一期一会、今生だけでなく来世も 人を教えるというのは、教えた人の爾後の人生に責任を持つということであって、あだやおろそかにできるものではない。 釈迦が同じ質問に対する回答をAさんとBさんでは全く異なる回答をしていたのが、対機説法と言われる。...
View Article帝釈天の網のように世界をフルカバー
◎空海の即身成仏義の偈 空海の即身成仏義の偈。 帝釈天の網のように世界をフルカバーする立場は、第六身体アートマンと我の合体であり、これが入我我入。帝釈天の網の結び目の宝珠に世界が映し出されるかもしれぬが、それを見ている自分が残っている限りは、即身成仏にはなるまい。 大意: 世界の構成元素の六大(地,水,火,風,空,識)は、融通無碍にして相互に結びつき感応している。...
View Article自分こそ幻である
◎ラーマクリシュナ 久々に19世紀インドの聖者ラーマクリシュナを読んでいる。 何が幻かと言えば、自分あるいは我が幻であると言い切っているシーンがある。 チベット密教で空性の修行というのがあるが、この世、あの世のあらゆるものは空性であると観想するのはよい。だが、その行きつくところは、自分も空である。自分即是空であるというのは、とても恐ろしいことである。...
View Article見ているものすべてが男と女の結合
◎ラーマクリシュナの語る両性具有 インドの大聖クリシュナが最愛の愛人ラーダーと寄り添って立つ像がある。これを例えとしてラーマクリシュナは、『あなた方が見ているものすべてが、男と女の結合です。』(ラーマクリシュナの福音 1 シュリーマ(M)/ 東方出版P172から引用)と説明する。 密教ではないので、流石に交合像は、用いないが、その意味するところは、両性具有が世界の活動原理であるというもの。...
View Articleカーリー女神
◎情動のパワーで呼ぶ ラーマクリシュナは、どのように神に近づけるかと問われて、赤子が泣き叫んで母を呼ぶように神を呼べば母なる神がやってくる(ラーマクリシュナの福音 1 シュリーマ(M)/ 東方出版P113)と、彼は情動から入って行くことを示す。知の道でも、観想の道でも、只管打坐の道でもない。 そこで彼が、神との対話の糸口として使ったのがカーリー女神。...
View Article神人合一とライフスタイル
◎働くことと神人合一 ラーマクリシュナは、修行時代に、身体全体が焼け付くように感じられ、ガンジス河の水に入って肩までつかって立ち、一日中濡れたタオルを頭に載せて冷やしている時期があった。これはいわゆるクンダリーニが上がって身体が熱を発している状態である。 たまたま一人のバラモンの女性が彼の身体に白檀を塗り首に花輪をかけると、この熱病は3日で消えた。...
View Article信仰者としてのベストなライフ・プラン
◎自分もマスコミも教育界も宗教界も政治家も変わらねば 人は自らの信じる宗教を通じて神と一体になることができるし、組織宗教の伝承しない方法でも神と一体となることもできる。一体となった暁には、その体験は、『体験とは言えない体験』である。体験する自分がいないからである。...
View ArticleシャンカラからOSHOバグワンへ
◎不二一元論から七つの身体論 不二一元論とは、ウパニシャッドなどを正当な根拠と見てブラフマンを唯一の真実在と見る考え方である。 『聖者たちのインド/春秋社P92』では、OSHOバグワンの悟りが不二一元論と同じ構造を持っていると書いてあるが、それだけではないと思う。 不二一元論の代表的な著作であるシャンカラのウパデーシャ・サーハスリーからそのさわりの部分。 『五...
View Article知れば迷い知らねば迷う法の道
◎何が仏の実(まこと)なるらん 至道無難禅師「即心記」の冒頭。 『知れば迷い知らねば迷う法(のり)の道 何が仏の実(まこと)なるらん (大意:知れば迷い、知らければ迷う仏の道 何が仏の真実なのだろうか) この歌の核心が明らかになれば、大道が明らかになるだろう。』 仏道を知らなければ迷うのは当然として、仏道を知って迷うとはどういうことなのか。...
View Article十和田湖の噴火と男装坊
◎男装坊が人間として再出世 秋田では、十和田湖と八郎潟のバトルの民話があるのだが、これを漫然と聞くとそのままに終わってしまう。 出口王仁三郎には、十和田湖と男装坊の逸話があるが、これだけでは男装坊が20世紀に出口和明氏と転生して、出口王仁三郎周辺の小説などをものした程度の理解となる。...
View Article無想三昧到達者の次の生
◎解読キーの隠されてきたヨーガ・スートラ ヨーガ・スートラに無想三昧到達者の次の生のことが書いてある。 ヨーガ・スートラ1.19 『離身者たちと自性に没入したひとたちとには、存在の想念を含むところの似て非なる無想三昧がある』 (解説ヨーガ・スートラ/佐保田鶴治P52から引用) これでは何だかよくわからない。 OSHOバグワンのヨーガ・スートラ講話Yoga: The Alpha and the...
View Article言霊の威力-1
◎言霊の原理を夢にも知らない 出口王仁三郎の歌集「言華」P346-347から 『天地(あめつち)は一切万事言霊(ことたま)の水火(いき)に即して生くるものなり 国学者なるもの沢にありながら 学王学の言霊知らざり 我が国の皇道を説く物識(し)りも 言霊の原理夢にも知らなく 天界は言霊の水火にもとづける意志想念の世界なりけり 言霊の清濁によりて その人の善悪智愚の程度はわかるも...
View Articleボクシング井上尚弥、集中が切れる瞬間を狙う
◎人は3分間も絶対に集中できない 2019年11月7日、プロボクシング:ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝(さいたまスーパーアリーナ)が行われ、3階級王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26)が真の階級最強王者の称号を手にした。倒した相手は5階級王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)。3-0の判定で勝利を手にした。...
View Article大嘗祭、出口王仁三郎の見方
◎天皇と民草は、祖先に神を通じて同胞 大嘗祭についての出口王仁三郎の見方は次のようなものである。 1.大嘗祭とは、天皇位に即位後、京都を中心として全国東西の地方を代表した悠紀、主基両斎国より奉献の新穀を以て、初めて親しく天祖天照大神を始め奉り、八百万の天神地祇を請饗し給い、尚天皇自身も之を食せられ、臣下にも賜る大祀である。(出口王仁三郎全集第1巻第4篇日本精神の真髄第6章大礼の意義)...
View Article