行為の道、事上磨錬とバガバッド・ギータ
◎為すべきことしても解脱できる 人は為すべきことをすることでも、最終解脱に至る。 それをカルマ・ヨーガと言ってのけるは簡単だが、実際にそれをするのは簡単なことではない。...
View Article言霊の威力-2
◎心に誠あるときは知らず識らずに言霊澄むなり 出口王仁三郎の歌集「言華 下巻」P347-347から 『来るべき世の変遷も言霊(ことたま)の力によりて明白となるなり 時じくに鳴り鳴り鳴りてとめどなき主(す)の言霊に地上は生くるも 神人は常住不断言霊の助けを受けて生き栄(さか)ゆなり 言霊の光に一切万有はいや永遠(とこしえ)の生命(いのち)を保つも 食物に含める五味のことごとは皆言霊の力なりけり...
View Article生まれ変わり死に変わり
◎進士陳堯咨が前世のヒントをもらう 唐末から宋にかけて陳搏(ちんはく)という仙人がいた。 その弟子に陳堯咨という者がいて、進士の試験に合格して、陳搏に挨拶にきたところ、その座に一人の道人がいて、彼を見て「南庵、南庵」と呼んだ。道人が去ってから、陳堯咨は、師に南庵というのはどういう意味かと問うと、陳搏はいずれ自分でわかるとし、答えなかった。その道人は鍾離権であった。...
View Article蓮如六歳にして生母と生別
◎つくづくと思いくらして 蓮如の父存如は、親鸞の嫡流の七代目であった。存如の時代は、本願寺といっても天台宗青蓮院の末寺に過ぎず、豊かな財産、盛名があったわけではない。 一説に存如は身の回りの世話をしていたメイドの女性蓮の前と関係ができ、そこで生まれたのが蓮如。 蓮如が六歳になったある日、蓮如の生母蓮の前は、絵師を呼び、蓮如の姿を描かせた。これが鹿子(かのこ)御影呼ばれる蓮如の尊像。...
View Articleシュトーレン、パネトーニ
◎自分も貧しくなった日本人 収穫の時期が終わり、クリスマス前の今の時期には、シュトーレンや、パネトーニなどのクルミやドライフルーツ入りの菓子パンが、店頭に並ぶ。キリスト教国では、庶民には決して安くはない値段だが、店頭に天井まで積み上げて置いてあったりする。 シュトーレンは、長くコッペパン型だが、パネトーニ(パネトーネ)はお鍋型と形は違うが菓子パンに変わりはない。...
View Articleアメリカは日本の飯の種
◎マネー、黄金、物欲を払拭し マスコミの論調は、半分くらい左寄りであって反米的なものがある。日本の国益を考えれば、敗戦、GHQでの占領統治そして日本独立という経緯も踏まえ、反米という立場もあり得るとは思う。 だが、日本は米国の核の傘に守られているのであって、その庇護下で膨大な軍事支出を避けることで経済に注力した国家運営を行い経済的には世界の大国となった。 「日の出の日の字は朝日の日の字...
View Articleフランシスコ教皇の来日
◎延び延びになっている時代の終わり ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が、2019年11月23日、38年ぶりに来日。これは、微妙な時期であって、10月は日本全国で水害が荒れ狂い、昨夜、韓国がGSOMIA(日韓の軍事情報包括保護協定)を急転直下継続することが決まったばかりのタイミング。東アジア大乱の前にやって来た。...
View Article肉体と心は物質の二つの側面だ
◎極端に奔らず中庸に居れば 『肉体と心は物質の二つの側面だ。』(黄金の華の秘密・和尚P424から引用)と言ったのは、OSHOバグワン。 物質に実体がないことは当たり前だが、心理現象ですら実体がないという立場において、このことを言っている。 これは、釈迦が四禅という冥想状態から涅槃に入ったのだが、原始仏教の遊行経に四禅の説明があり、それが心理現象ですら実体がないという説明となっている。...
View Articleシエナの聖女カタリナの脱魂
◎カタレプシーとイエスとの心臓交換 14世紀、シエナの聖女カタリナは、しばしば脱魂し、その腕と手は強く収縮し、目は閉じ耳は聞こえなかった。 彼女は、脱魂時に空中浮揚していたが、衆人の面前で上昇したこともある。 シエナの聖女カタリナは、その頃自分の心臓がないことを自覚していた。ある日祈りの後にイエスが降臨し、光り輝く真っ赤な心臓を持って、彼女の左の脇腹を開き、それを彼女の胸に差し入れた。...
View Article神仏を科学的に証明する
◎私はソーマを飲んだのか あらゆるオカルト現象を弟子に説明してみせたのは、ダンテス・ダイジ。 それは、説明を聞く方に準備ができていたということはある。...
View Articleウイグル、邪境な生活
◎以って他山の石となす 世界で一斉に中国が百万人規模のウイグル人専用収容所で人権抑圧を進めていることが報道され始めた。 これは、ウイグル人がイスラム教を捨てさせるようにする共産主義化洗脳である。中国だって、1940年頃は、共産主義的頭脳になっている人はごくわずかであったし、国民党を倒して政権を獲得してからは、国民全体の頭(マインド)を共産主義化することが政策の重要な柱となった。...
View Articleゲーム依存、ゲーム障害
◎一日のわずかな余暇を冥想に ゲーム依存の全国調査結果が発表されて、マスコミで大きく取り上げられている。 電車に乗れば、老若男女がスマホ・携帯で、ゲームに興じるか、漫画を読んでいる時代。勤労世代、勉学世代の一日の余暇時間は数時間に過ぎないが、その貴重な1時間以上2時間未満をゲームに充てている人が半数を超え、人間の白痴化、子羊化を促進している。...
View Article世界を創造したのは誰か
◎言葉、葦芽(あしかび)、一条の黒ずんだ焔 宗教的な気分が高まったり、哲学的にものを考え始めると、世界を創造したのは誰かなどと考えだす。聖書では始めに言葉ありき、古事記では世界の始めに葦芽があったとし、ユダヤ教のゾーハルでは一条の黒ずんだ焔だなどという。 そこでは、世界は自分と分離していて、世界の変遷を見ている自分がいて、世界の創造と終わりを「目撃」する。 だが、それは本当なのだろうか。...
View Article宗教と科学の齟齬、本当の切り口
◎肉体物質世界だけ見ている科学法則 ローマ教皇来日で、カトリック教会の言説に科学的でないものがあり、それを非科学的と批判する人もいる。曰く、聖母マリアは処女で子供を産んだ。曰く、イエスは死後三日目に洞窟の石扉を開けてどこかへ行ってしまった。曰く、キリスト教は、奇跡を聖者、聖人の認定証拠とする。...
View Article人類は死にかけていると見る
◎死の不安と意識の裂け目をふさぐ努力 死にかけている人は、例の死の受容のステップにあるように、初期段階では、死と葛藤する。その葛藤の中で、残された時間が少ない中で、何かをものすごくしたいという衝動に駆られることがある。...
View Article美術館巡り、博物館巡り、寺社巡り
◎代替品を捨てる 真善美を見るため、宗教画、仏像、イコン、曼荼羅、伽藍を見に美術館や博物館や寺社巡りをする人はいる。 だが、そこに神仏の属性である真善美はない。それは、本来何か神聖なものであって、触れたり、見たり、描いたりできないものなのではないか。...
View Article私はソーマを飲んだのか?
◎天上の神々なぞ私の爪の垢にも匹敵せぬ ソーマ賛歌は、古代インドのヴェーダの中にも類似したものがあり、向精神性薬物であるソーマにより大悟徹底、神人合一、宇宙意識への突入を目指すものであるという立場が明らかにされているが、散佚したのか、最初からバラバラに採録されたのかは解らないが、通して読んでも盛り上がりを欠く。 そこで、ダンテス・ダイジが、それを翻案し、『ソーマ賛歌』を歌い上げた。 『ソーマ賛歌...
View Articleエネルギーは意識である
◎クンダリーニ、ガネーシャの鼻、アスクレピオスの杖の蛇 仏教では、淫欲食欲など物質を対象に欲望する欲界があり、清らかで純粋な物質を欲望する色界があり、精神的なものを欲望する無色界があるとする。これらに共通する考え方が、意識、思念は現実化するものであり、エネルギーは、精妙な側の意識から粗雑な側の意識に働きかけて物質を現実化するものだということ。 意識とは、その現実形成力ゆえにエネルギーである。...
View Articleエネルギーと次元
◎多次元を貫くエネルギー、一気通貫 量子力学の発展により、物質レベルは漸く半物質の世界に踏み込もうとしている。だが、そこは本丸ではなく、まだまだ入り口付近のようなものだ。 意識は、顕在意識、潜在意識とあるように、あるいは欲界、色界、無色界とあるように、複数の層の次元を自由に動く。 エネルギーは意識だから、多次元を自由に動くエネルギーがあるということである。...
View Article意識と自由
◎愛をもって自由に生きる道 意識が自由に七つの次元を動くと言っても、人間の人間たる所以は社会性と幸福にある。社会性があるということは、孤独でないという側面である。幸福に生きるというのは、生まれたということはやがて死ぬということであり、死により現世に築き上げたすべてを失う運命を片目で見ながら、それでも満足できるということ。...
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