一対多と一対一
◎SNSへの一石 悟りの瞬間、あるいは個我の死とアートマンへの突入、あるいは見性・見仏・見神は、その前段で師との一対一がある。 その師は生身の人間である場合もあればアストラルの場合もある。 中国最大のスーパースター呂洞賓の師は、大勢の師たちではなく、鍾離権だけである。 釈迦にあっては、何人かの師はいたが、最初の成道では、特定の師の影はない。...
View Article仲哀天皇
◎天皇は、なまなまに琴を弾ず 日本の未来預言であるという古事記仲哀天皇の段。 神皇正統記の仲哀天皇の段によれば、仲哀天皇は容姿端麗で、身長が高かった。 当時筑紫に熊襲の反乱が発生。仲哀天皇は、これを兵でもって討伐しようと筑紫の国に赴いた。...
View Article21歳、社会に出ることと死
◎家族相剋と社会、この長雨まで OSHOバグワンの見立てでは、人は大体21歳近くで一回死に、それからはどんな人生であっても死後の存在だ(アティーシャの智恵の書下P237)とする。 コロナ自粛が緩和され、高校生が道路を自転車で逆走したり、電動ママチャリがこれまた時速12キロを超える爆走をするのが復活した。...
View Article脱魂・脱身とその準備
◎準備あるいは資格は軽視されがち 悟り、覚醒とは、大雑把に言えば、メンタル体ベースからの脱魂・脱身のこと。急速に起こるのが身心脱落、緩慢に起こるのがクンダリーニ上昇。 よって、この世なるものの悲喜劇を超克あるいは超脱しようと思う者は、まずはその脱魂・脱身のテクニックを学ぼうとしがちである。...
View Article俳優の死
◎シャーマンのトランス適性と「なりきる」 売れっ子俳優でイケメンの三浦春馬さんが30歳で亡くなった。かたや女性セブン2013.09.12 によれば、かつて蒼井優が同じマンションに引っ越して早朝デートを繰り返していたらしい。後に蒼井優は山ちゃんと結婚。...
View Article三峡ダム-メモ
◎長大なダム湖と人智の限界 2020年7月17日、長江にある武漢と重慶の間にある三峡ダムの警戒水位145mに対し、157.11メートルと12メートルオーバーになっている(堤高185m)。(https://www.ntdtv.com/b5/2020/07/18/a102897120.html)...
View Article脱魂・脱身とその準備-2
◎正師に出会う 釈迦や荘子らの大物聖者は、時代が爛熟した時にやって来る。それは、豊かな時代に出現するということ。 1990年代までにクリシュナムルティ、OSHOバグワン、ダンテス・ダイジなどの20世紀の大物聖者は世を去り、今頑張っているのはダライラマくらいだろうか。だが世に知られぬ聖者覚者はいる。 大物聖者が一斉に去ったということは、豊かな時代は終わったのだということ。...
View Article翟天師
◎集団トランス 中唐の時代、翟(てき)天師は、身長六尺、暇さえあれば家にいて寝ころんでいた。 晩年になると人々の未来を予告していたが、それがよく当たるので人々の間で尊敬されていた。彼が山に行くといつでも多数の虎が出て来て、彼の後につき従ったという。 ある時、夔(き)州の市に行って大声で呼びかけるには、「今夜、八人と呼ぶ者がこの市を通るから、よくよく親切にしてください。」、と。...
View Article医神アスクレピオスが死者を呼び戻す
◎アスクレピオスは雷電で撃たれて死んだ 医神アスクレピオスの神殿は、古代ギリシア、古代ローマの時代に600ほどあったと言われ、今も遺跡が現存する。そこでは、医者はどんな生命をも治療することが認められていたが、死から人を呼び戻すことは禁じられていた。...
View Article政治運動、大衆向けキャンペーンは有害無益なこと
◎自分の内側を見ない人々 現代は、自分の内側を見ようとしないことについて社会的に咎められない時代である。その地盤の上に近代市民社会が成立し、市民の自覚を持って選良を選び、彼らが政治を行っている。 要するに、その選良が悟っていないことが何も問題とされない異常な社会であるとも言える。 こうした善良なる市民の自覚により、様々な政治運動、大衆キャンペーン、ともすれば、宗教運動までが展開されてきた。...
View Article時間と空間と現実形成力
◎時代の持つ推進力とそれに対する感性 クンダリーニ・ヨーギ本山博によれば、 1.霊の世界では心が時間や空間を決める。 2.2000キロ離れた場所にいる彼の力を信じる人に、心で力を送ったら、心臓発作が治った。 3.日本から5、6千キロはなれているカリフォルニアの火事が、彼がエネルギーを送って風向きを変えることで治まった。 これらは空間も時間もゼロにして成ったものである。...
View Articleうき我をさびしがらせよ
◎透徹した孤独感 「うき我をさびしがらせよ 閑古鳥」とは、芭蕉がある寺に独り居て詠んだ句(嵯峨日記)。この透徹した孤独感には癒せる手段はないことを知っている。 「おもしろうて やがて悲しき鵜舟哉」 これは、芭蕉が、鵜舟のかがり火の消えた闇を詠んだもの。 さらに 「瓶(かめ)破(わ)るる夜の氷の寝覚(め)哉」 寝覚めの床で聞く氷が瓶を割る音は、一入(ひとしお)孤独感をつのらせる。...
View Article私のことも、私のまわりの出来事も知ることはできない
◎すでに知っていると思いこんでいることは未知 ダンテス・ダイジの未公刊の詩集『老子狂言から』 『〇私のことも、私のまわりの出来事と称せられるものについても、 本当には、 あるいは、 真実には、 まったく知ることはできない。 その 絶対は起こる。 その 至福でない至福は起こる その確信ではない確信は起こる。 だが、 私は、 これが、 何であるかを、 知ることは決してない。...
View Article九十九匹の羊と一匹の羊
◎本当に迷ったなら必ず師が現れる 百匹の羊を持っている人が、一匹迷子になった時には必ず捜しに行く(ルカの福音書(15:1-7)とマタイの福音書(18:12-14))。...
View Article大祭司メルキゼデク
◎ある聖者の悲劇的最期 メルキゼデクの名は旧約聖書にちょっとだけ出てくる。ロト以後の有力な大祭司の一人であることはわかるが、彼の事績はわからない。 ナグ・ハマディ文書に、メルキゼデクの章がある。これはグノーシスの文書であって、天使ガマリエルの啓示。 その中にあらゆるアイオーンの本質という言葉が出て来て、これが、有の側の本質であるアートマンを指すであろうことが推測される。...
View Article周史卿
◎七日間のロング・トリップ 周史卿は、浦城の人。宋の淳祐年間に一人の異人に会って養生の秘訣を授けられ、それから油果山に上って、略20年ばかり修煉し仙丹がようやくできあがろうとした時、ある晩風雨雷鳴が激しく起こって、丹精を入れて煉り上げた仙丹はその夜何者かに盗まれてしまった。...
View Article大和三山-2
◎日本の風水 日本の風水と言えば、まず大和三山である。人間にも肉体があり、経絡のエーテル体があり、アストラル体などの各微細身レベルがあるわけだが、風水とは肉体に相当する物理的土石レベルのことでなく、微細身レベルのこと。よってオカルティストの眼でないとわからない。...
View Article初期の興奮を棄てる
◎精神的な道に入る 非正規労働者を中心に失業者が激増している。雇用継続できている者も賃金カット、ボーナスカットで苦しむ者が多い。 仕事がなくて家にいるのはつらいものだ。坐って冥想する習慣も若い時から身についていないと、中高年になってからではなかなか大変かもしれない。...
View Article大八洲神社のご神鏡
◎世乃中乃事有(よのなかのことあ)る時ぞ知られける 二度の大本教事件は、日本の運命の先行モデル。その大本教の本部エリアに日本をさらにミニマイズした場所がある。それが金竜海。 地球は天球の縮図であり、日本は地球の縮図、さらに金竜海は日本の縮図。 出口王仁三郎は、綾部市に金竜海という三千余坪の池を造営し、大八洲(神島)、 六合大島、沓島、冠島などの島も置いた。...
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