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Channel: アヴァンギャルド精神世界
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坐忘、ある冥想法-1

◎欲の深い者は天機が浅い 荘子は、ストレートなもの言いなので、老子よりはわかりにくい。読者がちゃんと理解してくれることを前提としていないからである。とりあえず真実を語って見せるが、その場の人物に対し、必要な前提やら注意事項を必ずしも与えない。それはOSHOバグワンの語り口と同じである。 その境地にたどり着くには、ある冥想法が必要なのだが、そこは、グルに任せるとして、真理のみを語る。...

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坐忘、ある冥想法-2

◎肉体を落とす 荘子大宗師篇で、孔子に対して高弟顔回が、その境地を語る。 顔回「先生、私は進歩しました。」 孔子「どういうことですか。」 顔回「私は仁義を忘れました。」 孔子「それはいいけれど、まだまだです。」 他日二人は再び会った。 顔回「私は礼楽を忘れました。」 孔子「それはいいけれど、まだまだです。」 顔回「先生、私はまた更に進歩しました、今度は坐忘ができるようになりました。」...

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白隠の夜船閑話と観想

◎元気を常に下に満たす 白隠自身が禅病にかかって、これを解消するために軟酥の観想を行ってこれを全快せしめたが、夜船閑話の病気治しでは、もう一つ丹田強化のやり方が示されている 天台大師の摩訶止観では、心火を降して丹田および足心(土ふまず)に収めるやり方が良いとされる。 また五無漏の法では、浩然の気を臍輪、気海、丹田の間に満たし治める。 要するに元気を常に下に満たすことが養生の秘訣であるとしている。...

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洞山が無生物の説法を眼で聞く

◎先入観を徹底的に排する 仏教では、草も木も真理を説くという。 禅僧洞山が師匠の雲巌に質問した。 『洞山「無生物の説法は、どんな人が聞くことができるのでしょうか?」 雲巌「それは、無生物ならば聞くことかできるさ。」 洞山「老師は、それを聞くことができますか?」 雲巌「わしがもしそれを聞けたら、君はわしの姿を見ることはできないだろうよ。」...

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宝石イメージの賢者の石

◎あらゆる先入観を排す イエズス会のデル・リオ(1561-1608)によれば、『人間は精進と熱意によって賢者の石を見出せるが、場合によっては「悪魔を教師に」いだく近道を選んでしまう』(錬金術の秘密/ローレンス・M・プリンチーペ/勁草書房P161から引用)という。 「悪魔を教師に」いだく人とは、カルトやセミナー商法にひっかかってしまう人、スマホ洗脳されている人のことで、いつの時代でも起こり得る。...

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中国の運命、日本の運命

◎『「笹目秀和」と二人の神仙』 笹目秀和は、モンゴル神仙邂逅記が出された頃は、奥多摩の御岳山に行けばいつでも会えるが如く思っていたのだが、もう亡くなって20年以上経つ。 ダンテス・ダイジが著作の巻末に自分の電話を載せていつでも会えるようにしていたが、それも数年のことだったのに似ている。...

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中国の運命、日本の運命-2

◎人は神々を得て働き、神々は人を得て動く 中国の経済、軍事、ITにわたる影響力は、まさに八岐大蛇の如くであり、自由主義陣営と共産主義陣営のまた裂きとなりバルカン国家化しているのは、日本だけでなく、米国や欧州もそうなってしまっている。 ネット上の噂では、中国は日本のみならず世界各国の戸籍データやマイナンバーを集めているとか、着々と世界制覇への布石を打っているだろうと想像され、そら恐ろしいことである。...

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普化が招待された食卓を二度蹴り倒す

◎日常の不安定さを見せ、先入観を打破する 『臨済はある日、普化とともに檀家に食事に招かれて行き、そこで問うた、「一本の髪の毛が大海を吸い込み、一粒の芥子の中に須弥山を納れると言うが、これは超能力と考えるべきか、それとも普通の事だろうか。」 普化はいきなり食卓を倒した。 臨済「なんと乱暴なことだ。」 普化「ここをどこだとわきまえて、乱暴とか丁重とか言っているのか。」...

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金羊毛勲章

◎欧州随一の印 欧州一流の印と言えば、ハプスブルク家から授与される金羊毛勲章とイングランド王家から授与されるガーター勲章。どちらの勲章も母体は騎士団であって、金羊毛騎士団とガーター騎士団である。...

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時代遅れの易、タロット、西洋占星術、四柱推命、紫微斗数、人相、手相

◎肉体人間の時代から霊的人間の時代へ 世界認知の仕方は、いろいろある。 現代文明のように霊界も転生もなく、肉体人間が、唯一の人間の存在形式であるというもの。 カルロス・カスタネダが、ドン・ファン・マトゥスから啓示されたように、イーグルなる全体の下に薬物をきっかけに霊的世界が展開していると見るもの。 釈迦のようにこの世には表向き主宰神などはなく、すべての物事が縁によって生成化々すると見るもの。...

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大神は顔から出入りする

◎前額部から顔 まずは、臨済録から 『禅僧のマスター臨済が弟子たちに向かって語りかけた。 臨済「我々の身体の中に一人の無位の真人がいる。いつもあなた方の顔(面門)から出たり入ったりしているぞ。まだわからない者は、ほら見ろ、ほら見ろ。 弟子「くくっ。それはどんな真人ですか」 臨済は演壇から降りてその弟子の胸ぐらをぐいぐい押しながら「わかっているなら言ってみろ」 弟子は言葉に詰まった。...

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クリシュナの前世

◎正義がおとろえ、不正が頭をもたげるこの時代 バガヴァッド・ギーターから。大聖クリシュナが王子アルジュナに説く。 『わたしは、不生、本質的には不変、万物の主宰者であるが、根本原質(プラクリティ)を自己の拠りどころとし、自己の幻力(マーヤー)によってすがたをあらわす。 なぜならバラタ族の後裔よ、正義がおとろえ、不正が頭をもたげるとき、わたしはいつでも自分を生み出すから。...

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北海道 さる予言の暴露

◎ひむかの風にさそわれて たまに見ているブログ『ひむかの風にさそわれて』の2021-04-13 20:01:11記事『先のこと。』に、例の出口王仁三郎予言『北海道は〇〇やなア。東北地方は半ば占領される。 戦争で日本の立替えはあらかた済むのやなあ』の伏字の部分が放棄だったという記事が上がっている。...

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大和民族

◎相手のためを思っての行動が却って自分を窮地に陥れるという日本の因縁...

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攖寧(えいねい)

◎荘子のアートマン 荘子大宗師篇から。生と死を区別しないで見る。 『生きている者を殺す者に死はないし、生き物を生む者に生はない。 道というものは、送らないものはなく、迎えないものはなく、破壊しないものはなく、作り上げないものもない。 その名を攖寧(えいねい)という。攖寧とは、攖(みだ)れて後に成るものである。』 これは、死の中に生が包含されるがゆえに、死と生を区別しない立場。...

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荘子の覚醒までのステップ  

◎独存、不死不生 荘子大宗師篇から。 聖人になる素質のある人間を聖人に育ててみたいがどうすればよいかと、女偊(じょう(亻禹))に対し南伯子葵が問うたところ。 『そうなる希望が持てないにしろ、聖人の道を聖人の素質のある人間に説くのは楽だ。私は改めてその修行を行って彼に教えてやった。 わたしは修行三日目にこの世(天下)を超越することができるようになった。...

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千早振る神の光を

◎まつぶさに地上に照らさむ 出口王仁三郎の神と人間観。 『不老不死の神に仕ふる神の子は 霊(たま)の生命もとこしへなるべし 幾万劫の昔も今も変わりなく栄えまします元津祖神(もとつおやがみ) 大神の内流を得て地の上に光あまねき伊都能売(いづのめ)の魂(たま) 内在の神の光を現して烏羽玉(うばたま)の世をくまなく照らさむ 千早振る神の光をまつぶさに地上に照らさむわが願いなり』...

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身体、頭、首をまっすぐに、不動に坐る

◎生死もしらぬところになをつけて ねはんというも いうばかりなり バガバッド・ギーターから。大聖クリシュナがアルジュナ王子に語る。 『実習者(ヨーギ)は、人里離れた場所にあって、ただひとり心身を抑制し、期待をいだかず、所有物を捨て、常に自己を修練すべきである。 浄らかな場所で、自分のためにクシャ草、鹿皮、布を順次に敷き重ねた、高くも低くもない、しっかりした座をしつらえ、...

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万法と侶(とも)たらざる者

◎独存 襄州の龐(ほう)居士が、最初に石頭に参禅して問うた。「万法(あらゆる存在)と侶たらざる者、これはどんな人でしょうか」? 石頭、手をもって居士の口をおおった。龐居士、ここで豁然として悟った。 また龐居士が、師匠の馬祖に参禅して問うた。すると馬祖曰く「あなたが一口に西江の水を吸い尽くしてしまったら、即ちあなたに向かって回答を言いましょう。」 龐居士、言下に大悟した。...

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ころんだ龐居士を娘が助ける

◎素直さと勢い 龐(ほう)居士一家は、三人家族。居士と妻と娘霊照である。 龐(ほう)居士が、ざるを売りに出た時、太鼓橋を下りる途中でつまづいて転んだ。それを見た娘霊照は、駆け寄って、自分もころんでみせた。 龐居士「おまえは何をやっているんだ?」 霊照「お父さんがころんだので、助け起こしてあげるのです。」 龐居士「誰も見ていなかったからよかった。」...

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